专利摘要:
この発明は、式I [式中、R1;R2;Z;A;B;D;Q;J;V;G及びMは、請求項に示されている意味を有する]の化合物に関する。式Iの化合物は、価値のある薬理学的に活性な化合物である。これらは、血小板に対する強力な抗凝集作用、それ故抗血栓作用を示し、例えば、血栓塞栓疾患又は再狭窄のような心臓血管障害の治療及び予防に適している。これらは、血小板ADP受容体P2Y12の可逆的なアンタゴニストであり、そして一般に、血小板ADP受容体 P2Y12の望ましくない活性が存在する状態に一般に適用されうるか、又は、血小板ADP受容体 P2Y12を阻害することが意される、状態の治療又は予防のために適用されうる。本発明は、更に式(I)の化合物の製造方法、その使用、特に医薬の活性成分としての使用、及びこれらを含んでなる医薬製剤に関する。
公开号:JP2011507915A
申请号:JP2010540046
申请日:2008-12-12
公开日:2011-03-10
发明作者:ゲーアノト・ツェッヒ;ゲーアハルト・ヘスラー;チロ・ヴァイス;マルク・ナツァレ;マルクス・コールマン;メリッタ・ユースト
申请人:サノフィ−アベンティス;
IPC主号:C07D403-12
专利说明:

[0001] 例えば、この発明は、式I:



[式中、
R1;R2;Z;A;B;D;Q;J;V;GおよびMは、下記に示されている意味を有する]の化合物に関する。式Iの化合物は、価値のある薬理学的に活性をもつ化合物である。これらは、強力な血小板凝集抑制作用、すなわち抗血栓作用を示し、例えば血栓塞栓性疾患又は再狭窄のような心臓血管疾患の治療および予防に適している。これらは、可逆性の血小板ADP受容体P2Y12アンタゴニストであり、そして一般的に血小板ADP受容体P2Y12の望ましくない活性化が存在するか、又はその治療又は予防のために血小板ADP受容体P2Y12の阻害が意図されている状態に適用することができる。更に本発明は、式Iの化合物の製造方法、それらの使用、特に医薬における活性成分としての使用、およびこれらを含む医薬製剤に関する。]
背景技術

[0002] 工業先進世界では、血栓合併症は、死の主原因のひとつである。病的血栓形成に関連する状態の例は、深部静脈血栓症、静脈および動脈血栓塞栓症、血栓性静脈炎、冠状および大脳動脈血栓症、脳塞栓症、腎塞栓症および肺塞栓症、播種性血管内凝固症、一過性脳虚血発作、脳卒中、急性心筋梗塞、不安定狭心症、慢性安定性狭心症、末梢血管疾患、子癇前症/子癇、および血栓性血小板減少性紫斑病を含む。また、血管内デバイス及び補綴の挿入、頚動脈血管内膜切除術、血管形成術、CABG(冠動脈バイパス移植)手術、血管移植手術、及びステント留置術を含む侵襲的手技の間又は後に、血栓および再狭窄合併症が起こりうる。]
[0003] 血小板粘着および凝集は、こうした血管内の血栓イベントにおいて重要な役割を演じている。血小板は、循環細胞及び血管の内側を覆う内皮細胞の傷害から放出されるメディエーターによって、又は曝露されたコラーゲンのような内皮細胞下のマトリクス分子によって、又は凝集カスケード中で形成されるトロンビンによって活性化することができる。更に、血小板は、病変血管の高せん断血流の条件の下で活性化することができる。活性化後、通例、血管系で自由に循環する血小板、および他の細胞は、血管傷害の部位で蓄積し、血栓を形成し、そしてより多くの血小板を進行途上にある血栓に集める。このプロセスの間に血栓は成長して、動脈血管を部分的に又は完全に遮断するのに十分なサイズになりうる。]
[0004] 静脈血栓は、また、鬱血か、又は遅い血流領域で形成しうる。こうした静脈血栓は、それらはそれ自体で部分的に容易に切り離すので、循環系中をくまなく移動する塞栓を創生しうる。こうした塞栓移動によって、例えば、肺又は冠動脈のような他の血管が遮断され、その結果肺又は冠動脈塞栓のような上記に述べられている病的結果になりうる。]
[0005] 要約すれば、静脈血栓の場合、病的状態および死は、主として塞栓又は血管の遠位遮断後に起こり、一方、動脈血栓は局所的遮断によって重篤な病的状態を引き起こす。]
[0006] ADP(アデノシン5’−ジホスファート)が、血小板活性化および凝集の重要なメディエーターであることが示された。これは、動脈血栓形成の開始および進行にキーとなる役割を演じている(非特許文献1、2)。]
[0007] コラーゲンおよびトロンビンのような様々な作用物質によって活性化されると、ADPは血管系中の血小板から、並びに傷害された血管細胞、内皮又は組織から放出される。このADPによって誘発される血小板凝集は、ヒト血小板の原形質膜上で発現される二つの特異的なG−タンパク質結合受容体:P2Y1、及びP2Y12に結合することによって引き起こされる。ADPのこうした受容体との結合によって、アデニリルシクラーゼの阻害、及び細胞内Ca2+の流入並びに動員、ホスホイノシチド−3キナーゼ(PI3K)の活性化、形態変化、他のメディエーターの分泌、及び血小板凝集のような細胞内シグナル伝達経路のモジュレーションが誘発される(非特許文献3)。ADPによる活性化は、より多くの血小板の動員及び既存の血小板凝集の安定化に繋がる。P2Y1受容体の活性化により、細胞内貯蔵からのカルシウム動員、血小板形態変化および凝集の開始に至る。]
[0008] ADPによってP2Y12受容体(また、HORK3、P2RY12、SP1999、P2TAC、P2T又はP2YACとも呼ばれている)が活性化されると、アデニリルシクラーゼの阻害およびP13Kの活性化がなされることになる。P2Y12活性化は、血小板分泌および血小板凝集の安定化に必要である(非特許文献4、5)。]
[0009] ADP−依存性血小板凝集に直接的又は間接的に作用する、抗血栓活性を示す合成阻害剤についてのいくつかの報告がある。]
[0010] 経口的に薬理活性を持つチエノピリジン、チクロピジン及びクロピドグレルは、P2Y12受容体と共有結合的に反応し、そしてインビボで不可逆的な血小板阻害に至る。これらは、また、放射線標識ADP受容体アゴニスト、2−メチルチオアデノシン5’−ジホスファートを血小板と結合させること及び他のADP−依存性イベントを阻害する(特許文献6)。]
[0011] 特許文献1では、血小板アデノシンジホスファート受容体アンタゴニストとして薬理活性を持つピペラジン誘導体が開示されている。特許文献2では、血小板凝集阻害において薬理活性をもつピラゾール誘導体が開示されている。]
[0012] Houille et al.(特許文献3及び4)は、血小板ADP受容体の阻害を介する抗血栓剤として有用なピラゾリジンジオン誘導体を開示している。]
[0013] しかしながら、その血小板ADP受容体に対する内因性のADPの作用に拮抗する有効なP2Y12アンタゴニストであることに加えて、こうしたアンタゴニストは、また、更に有利な特性、例えば、血漿及び肝臓中で安定であること、及びその作動性であれ、拮抗性であれ、所望のものではない他の受容体に対して選択性があることが望ましい。更に、有効であり、そして上述の利点もまた有している、低分子量のP2Y12のアンタゴニストのニーズが継続してして存在している。]
[0014] WO 02/098856
EP 1698626
WO 2005/000281
WO 2005/002574]
先行技術

[0015] Maffrand, et al, Thromb Haemostas (1988); 59: 225-230
Herbert, et al, Arterioscl Thromb (1993), 13: 1171-1179
Dangelmaier, et al. Thromb. Haemost. (2001), 85: 341-348
Gachet, Thromb. Haemost. (2001), 86, 222-232
Andre, et al., J. Clin. Invest., (2003), 112, 398-406
Savi, et al., Thromb Haemost. (2000), 84: 891-896]
発明が解決しようとする課題

[0016] この発明は、より優れたP2Y12のアンタゴニスト活性を示し、且つ高い生物学的利用性を有する好ましい薬剤である、新規な式Iの化合物を提供することによって上述のニーズを満足させる。]
課題を解決するための手段

[0017] すなわち、この発明は、すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、式I;



{式中、
Eは、
1個の窒素原子及び0、1、2、又は3個までの窒素、硫黄又は酸素から選択される更なるヘテロ原子を含む、3〜10員のヘテロサイクリック(heterocyclic)残基[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、単環式、二環式又はスピロ−ヘテロ環であり、且つその窒素原子によって、カルボニル炭素原子と結合しており、そしてここで、前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Dは、
1)1、2、又は3個の窒素、硫黄又は酸素から選択されるヘテロ原子を含む、3〜15員のヘテロサイクリック残基[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、単環式又は二環式であり、そしてここで、前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]、
2)−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5又は6回置換されている]、
3)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]、
又は
4)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]であり、]
[0018] Qは、
1)共有結合、
2)−(C2−C10)−アルケニレン−、
3)−(C2−C10)−アルキニレン−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−NR10−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、
21)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル、又は
22)−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、単環式又は二環式であり、そして3〜15個の環炭素原子を含み、そして、1個又はそれより多い環炭素原子は、1、2、3又は4個の窒素、硫黄又は酸素から選択されるヘテロ原子によって置き換えられており、そして、前記ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており;そしてここで、アルキル残基は、非置換であり、そしてここで前記ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており;そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、−OH;若しくは−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2又は−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、]
[0019] Jは、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−フルオロアルキレン−CH2−O−(C1−C4)−アルキル、
4)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、
5)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、
6)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
9)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−R10、
11)−(C0−C4)−アルキレン−S−R10、
12)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、
13)−(C0−C4)−アルキレン−SOt−N(R11)−R12[ここで、tは、1又は2である]、
14)−(C0−C4)−アルキレン−SOw−N(R11)−R13[ここで、wは、1又は2である]、
15)−(C0−C4)−アルキレン−R22、
16)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
17)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
18)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、]
[0020] Zは、
1)−(C0−C8)−アルキレン−、
2)−(C2−C10)−アルケニル−、
3)−(C2−C10)−アルキニル−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレ
ン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、又は
17)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−
であり、
Aは、
共有結合、−(C3−C8)−アルキレン、−(C3−C8)−シクロアルキレン又は−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、単環式又は二環式であり、且つ3〜15個の環炭素原子を含み、そして、1個又はそれより多い環炭素原子は、窒素、硫黄又は酸素から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子によって置き換えられている]であり、]
[0021] Bは、
1)共有結合、
2)−(C2−C10)−アルケニル−、
3)−(C2−C10)−アルキニル−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、又は
21)−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、単環式又は二環式であり、そして3〜15個の環炭素原子を含み、そして、1個又はそれより多い環炭素原子は、1、2、3又は4個の窒素、硫黄又は酸素から選択されるヘテロ原子によって置き換えられており、そしてここでヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており、そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、−OH;又は−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2若しくは−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Vは、
単環式又は二環式の3〜15員のヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、]
[0022] Gは、
1)共有結合、
2)−(C2−C10)−アルケニル−、
3)−(C2−C10)−アルキニル−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、又は
21)−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、単環式又は二環式であり、そして、3〜15個の環炭素原子を含み、そして1個又はそれより多い環炭素原子は、1、2、3又は4個の窒素、硫黄又は酸素から選択されるヘテロ原子によって置き換えられおり、ここでヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており;そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、ハロゲン、−NH2、−OH若しくは−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2若しくは−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、]
[0023] Mは、
1)水素原子、
2)−(C1−C8)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C1−C8)−アルキレン−N(R10)2、
4)−C(O)−O−R12、
5)−C(O)−N(R11)−R12、
6)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、前記シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
7)−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、R14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
8)単環式又は二環式の3〜15員のヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
R1は、
水素原子又は−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R10又は−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R10であり、
R2は、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、又は
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
二つの−OR10残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員の環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成していてもよく、
二つの−(C1−C6)−アルキル残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員のシクロアルキル環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成していてもよく、]
[0024] R3は、
1)水素原子、
2)ハロゲン、
3)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
4)=O、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19[ここで、R19は、
a)水素原子、
b)−(C1−C4)−アルキル(ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)、
c)−(C3−C8)−シクロアルキル(ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)、
d)フェニル(ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)、
e)−CF3、又は
f)−CHF2である]、
7)−NO2、
8)−CN、
9)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−フルオロアルキレン−CH2−O−(C1−C4)−アルキル、
10)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、
11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、
12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
14)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、
15)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
16)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N[(C0−C4)−アルキレン]−R13[ここで、アルキル及びシクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
17)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N[(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル]−R13[ここで、アルキル及びシクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
18)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12、
19)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、
20)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−R10、
21)−(C0−C4)−アルキレン−S−R10、
22)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、
23)−(C0−C4)−アルキレン−SOt−N(R11)−R12[ここで、tは、1又は2である]、
24)−(C0−C4)−アルキレン−SOw−N(R11)−R13[ここで、wは、1又は2である]、
25)−(C0−C4)−アルキレン−SOu−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R10[ここで、uは、1又は2である]、
26)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
27)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
28)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
29)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
30)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR13によって互
いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
31)−(C0−C4)−アルキレン−N(R13)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
32)−(C0−C4)−アルキレン−N(R13)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、]
[0025] R4は、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
7)−(C0−C4)−アルキレン−R13であり、
R10及びR20は、
互いに独立して、水素原子、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル又は−(C1−C3)−フルオロアルキルであり、
R11及びR12は、
互いに独立して、同一又は相異なり、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−O−R17、
4)−SOt−R10[ここで、tは、1又は2である]、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキレン及びシクロアルキルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
7)−(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アルキレン及びアリールは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって一、二若しくは三置換されている]、又は
8)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、アルキレン及びヘテロシクリルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって一、二若しくは三置換されている]であるか、又は
R11及びR12は、
それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7又は8員の単環式ヘテロサイクリック環[この環は、窒素原子に加えて、酸素、硫黄及び窒素から選択される一つ又は二つの同一又は相異なる環ヘテロ原子を含んでいてもよく、そしてここで前記環は、非置換であるか、又は、環原子の数に応じて、R13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成し、]
[0026] R13は、
ハロゲン、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C2−C10)−アルケニル−、−(C2−C10)−アルキニル−、−O−CF3、−Si−(CH3)3、−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、−N(R10)−S(O)u−R10[ここで、uは、1又は2である]、−SOr−R10[ここで、rは、1又は2である]、−S(O)v−N(R10)−R20[ここで、vは、1又は2である]、−S−R10、−C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−(C1−C8)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、−NH−C(O)−NH−R10、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、−O−R15、−(C1−C3)−フルオロアルキル、−NH−C(O)−O−R10、又は−(C0−C4)−アルキレン−R22であり、
R14は、
ハロゲン、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−CN、−NH2、−S−R18、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−NH2、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−(C1−C3)−フルオロアルキル、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−N(R18)−R21、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−N(R18)−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−N(R18)−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−(C2−C10)−アルケニル、又は−(C2−C10)−アルキニル[ここで、R18及びR21は、互いに独立して、水素原子、−(C1−C3)−フルオロアルキル又は−(C1−C6)−アルキルである]であり、
R15及びR16は、
互いに独立して、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、又はそれらが結合している炭素原子と一緒になって−(C3−C6)−シクロアルキル[この−(C3−C6)−シクロアルキルは、非置換であるか、又はR10によって一、二若しくは三置換されている]を形成し、
R17は、
水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、又は−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、前記シクロアルキル環は、非置換であるか、又は−OH、−O−(C1−C4)−アルキル又はR10によって、1、2若しくは3回置換されている]であり、そして]
[0027] R22は、
次の羅列



[ここで、Meは、メチルである]からの残基である}
式Iの化合物及びその生理学的に許容される塩に関する。]
[0028] 2)この発明は、また、式Iにおいて、
Eは、
アザ−ビシクロヘプタン、アザ−ビシクロヘキサン、アザ−ビシクロオクタン、アザ−スピロヘプタン、アザ−スピロヘキサン、アザ−スピロオクタン、アザ−スピロペンタン、アゼパン、アゼピン、アゼチジン、アジリジン、デカヒドロ−キノリン、ジアザ−ビシクロヘキサン、ジアザ−ビシクロヘプタン、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,2−ジアザパン、ジアザ−スピロヘキサン、ジアザ−スピロオクタン、ジアザ−スピロペンタン、ジアザ−スピロヘプタン、1,3−ジアゼパン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジヒドロアゼピン、2,3−ジヒドロ−1H−インドール、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン、6,7−ジヒドロ−4H−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、ジヒドロ−ピリダジン、ジヒドロ−オキサゼピン、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾール、6,7−ジヒドロ−4H−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピリジン、ジオキサゾール、ヘキサヒドロ−ピリダジン、ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリン、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソキノリン、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾリン、イソキオサゾリジン、ケトピペラジン、モルホリン、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサ−チエパン、オキサゼピン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロ−アゼピン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、1,2,3,4−テトラヒドロピラジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、テトラヒドロ−ピリダジン、テトラヒドロピリジン、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、1,4,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエタン、チオモルホリン、トリアザ−スピロオクタン、トリアゼパン、1,2,4−トリアジナン及び1,3,5−トリアジナン[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、その窒素原子によってカルボニル炭素原子と結合し、そして前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]から選択される3〜10員のヘテロサイクリック残基であり、]
[0029] Dは、
1)アクリジニル、アザベンゾイミダゾリル、アザ−ビシクロヘプタニル、アザ−ビシクロヘキサニル、アザ−ビシクロオクタニル、8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタニル、アザスピロデカニル、アザ−スピロヘプタニル、アザ−スピロヘキサニル、アザ−スピロオクタニル、アザ−スピロペンタニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾオキサゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロ−キノリニル、ジアザ−ビシクロヘキサニル、ジアザ−ビシクロヘプタニル、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、1,2−ジアザパニル、ジアザ−スピロヘキサニル、ジアザ−スピロオクタニル、ジアザ−スピロペンタニル、ジアザ−スピロヘプタニル、1,3−ジアゼパニル、1,4−ジアゼパニル、1,2−ジアゼピニル、1,3−ジアゼピニル、1,4−ジアゼピニル、ジヒドロアゼピニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリニル、6,7−ジヒドロ−4H−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、ジヒドロ−ピリダジニル、ジヒドロ−オキサゼピニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾリル、6,7−ジヒドロ−4H−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピリジニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、3,3−ジオキソ[1,3,4]オキサチアジニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、ヘキサヒドロ−ピリダジン、ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリン、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、オキサゼピニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、オキセタニル、オキソカニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、1H−ピロロピリジニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、テトラヒドロピラニル、1,2,3,4−テトラヒドロピラジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、テトラヒドロ−ピリダジニル、テトラヒドロ−ピリジニル、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジニル、1,4,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、テトラゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェノリル、チオフェニル、チオピラニル、トリアザ−スピロオクタニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、及びキサンテニル[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5又は6回置換されている]から選択される3〜15員のヘテロサイクリック残基、
2)−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、フェニル、ナフチル、ビフェニリル、インダニル、アントリル又はフルオレニルから選択され、前記アリール残基は、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]、
3)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]、又は
4)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]であり、]
[0030] Qは、
1)共有結合、
2)−(C2−C10)−アルケニレン−、
3)−(C2−C10)−アルキニレン−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−NR10−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、
21)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル、又は
22)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、前記ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており;そしてここで、アルキル残基は、非置換であり、そして、ここで前記ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている;そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、−OH;若しくは−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2又は−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり;]
[0031] Jは、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−フルオロアルキレン−CH2−O−(C1−C4)−アルキル、
4)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、
5)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、
6)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
9)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−R10、
11)−(C0−C4)−アルキレン−S−R10、
12)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、
13)−(C0−C4)−アルキレン−SOt−N(R11)−R12[ここで、tは、1又は2である]、
14)−(C0−C4)−アルキレン−SOw−N(R11)−R13[ここで、wは、1又は2である]、
15)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
16)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
17)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、]
[0032] Zは、
1)−(C0−C8)−アルキレン−、
2)−(C2−C10)−アルケニル−、
3)−(C2−C10)−アルキニル−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、又は
17)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−であり、
Aは、
共有結合、−(C3−C8)−アルキレン、−(C3−C8)−シクロアルキレン又は−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りである]であり、
Bは、
1)共有結合、
2)−(C2−C10)−アルケニル−、
3)−(C2−C10)−アルキニル−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、又は
21)−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており、そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、−OH;若しくは−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2又は−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、]
[0033] Vは、
単環式又は二環式の3〜15員のヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Gは、
1)共有結合、
2)−(C2−C10)−アルケニル−、
3)−(C2−C10)−アルキニル−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、
17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、
19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、又は
21)−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており;そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、−OH;若しくは−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2若しくは−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Mは、
1)水素原子、
2)−(C1−C8)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C1−C8)−アルキレン−N(R10)2、
4)−C(O)−O−R12、
5)−C(O)−N(R11)−R12、
6)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、前記シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
7)−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
8)単環式又は二環式の3〜15員のヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、]
[0034] R1は、
水素原子又は−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R10又は−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R10であり、
R2は、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、又は
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
二つの−OR10残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員の環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3又は4回置換されるている]を形成していてもよく、
二つの−(C1−C6)−アルキル残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員のシクロアルキル環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成していてもよく、
R3は、
1)水素原子、
2)ハロゲン、
3)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
4)=O、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19
[ここで、R19は、
a)水素原子、
b)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
c)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
d)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
e)−CF3、又は
f)−CHF2である]、
7)−NO2、
8)−CN、
9)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−フルオロアルキレン−CH2−O−(C1−C4)−アルキル、
10)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、
11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、
12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
14)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、
15)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
16)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N[(C0−C4)−アルキレン]−R13[ここで、アルキル及びシクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
17)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N[(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル]−R13[ここで、アルキル及びシクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
18)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12、
19)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、
20)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−R10、
21)−(C0−C4)−アルキレン−S−R10、
22)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、
23)−(C0−C4)−アルキレン−SOt−N(R11)−R12[ここで、tは、1又は2である]、
24)−(C0−C4)−アルキレン−SOw−N(R11)−R13[ここで、wは、1又は2である]、
25)−(C0−C4)−アルキレン−SOu−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R10[ここで、uは、1又は2である]、
26)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
27)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、上記に定義されている通りであり、そして、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
28)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテ
ロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
29)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
30)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
31)−(C0−C4)−アルキレン−N(R13)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13よって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
32)−(C0−C4)−アルキレン−N(R13)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、]
[0035] R4は、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
7)−(C0−C4)−アルキレン−R13であり、
R10は、
水素原子、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル又は−(C1−C3)−フルオロアルキルであり、そして
R11及びR12は、
互いに独立して、同一又は相異なって、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、R13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−O−R17、
4)−SOt−R10[ここで、tは、1又は2である]、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキレン及びシクロアルキルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
7)−(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アルキレン及びアリールは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって一、二若しくは三置換されている]、又は
8)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、アルキレン及びヘテロシクリルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって一、二若しくは三置換されている]であるか、又は
R11及びR12は、
それらが結合している窒素原子と一緒になって、アザ−ビシクロヘプタン、アザ−ビシクロヘキサン、アザ−スピロヘプタン、アザ−スピロヘキサン、アザ−スピロオクタン、アザ−スピロペンタン、アゼパン、アゼピン、アゼチジン、ジアザ−ビシクロヘプタン、ジアザ−ビシクロヘキサン、ジアザ−スピロヘプタン、ジアザ−スピロヘキサン、ジアザ−スピロペンタン、ジアザ−スピロオクタン、1,2−ジアザパン、1,3−ジアゼパン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジヒドロアゼピン、ジヒドロ−オキサゼピン、ジヒドロ−ピリダジン、ジオキサゾール、ヘキサヒドロ−ピリダジン、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾリン、イソキオサゾリジン、ケトピペラジン、モルホリン、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサ−チエパン、オキサゼピン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロ−アゼピン、1,2,3,4−テトラヒドロピラジン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエタン、チオモルホリン、トリアゼパン、1,2,4−トリアジナン及び1,3,5−トリアジナンから選択されるヘテロサイクリック環[そしてここで、前記環は、非置換であるか、又はR13によって、環原子の数に応じて1、2、3若しくは4回置換されている]を形成し、]
[0036] R13は、
ハロゲン、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C2−C10)−アルケニル−、−(C2−C10)−アルキニル−、−O−CF3、−Si−(CH3)3、−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、−N(R10)−S(O)u−R10[ここで、uは、1又は2である]、−SOr−R10[ここで、rは、1又は2である]、−S(O)v−N(R10)−R20[ここで、vは、1又は2である]、
−S−R10、−C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−(C1−C8)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、−NH−C(O)−NH−R10、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、−O−R15、−(C1−C3)−フルオロアルキル、又は−NH−C(O)−O−R10であり、
R14は、
ハロゲン、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−CN、−NH2、−S−R18、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−NH2、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−(C1−C3)−フルオロアルキル、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−N(R18)−R21、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−N(R18)−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−N(R18)−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−(C2−C10)−アルケニル、又は−(C2−C10)−アルキニル[ここで、R18及びR21は、互いに独立して、水素原子、−(C1−C3)−フルオロアルキル又は−(C1−C6)−アルキルである]であり、
R15及びR16は、
互いに独立して、水素原子、−(C1−C6)−アルキルであるか、又はそれらが結合している炭素原子と一緒になって−(C3−C6)−シクロアルキル[この−(C3−C6)−シクロアルキルは、非置換であるか、又はR10によって、一、二若しくは三置換されている]を形成し、
R17は、
水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、又は−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、前記シクロアルキル環は、非置換であるか、又は−OH、−O−(C1−C4)−アルキル若しくはR10によって、1、2、若しくは3回置換されている]であり、そして
R20は、
水素原子、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル又は−(C1−C3)−フルオロアルキルである、
すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、式Iの化合物及びその生理学的に許容される塩に関する。]
[0037] 3)この発明は、また、式Iにおいて、
Eは、
アザ−ビシクロヘキサン、アザ−ビシクロオクタン、アゼチジン、アジリジン、デカヒドロ−キノリン、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,4−ジアゼパン、2,3−ジヒドロ−1H−インドール、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾール、イミダゾリジン、モルホリン、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラゾリジン、ピロリジン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デカン又はトリアザ−スピロオクタンから選択される3〜10員のヘテロサイクリック残基[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、その窒素原子によってカルボニル炭素原子と結合し、そしてここで前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、]
[0038] Dは、
1)アクリジニル、アザベンゾイミダゾリル、アザ−ビシクロヘプタニル、アザ−ビシクロヘキサニル、アザ−ビシクロオクタニル、8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタニル、アザスピロデカニル、アザ−スピロヘプタニル、アザ−スピロヘキサニル、アザ−スピロオクタニル、アザ−スピロペンタニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾオキサゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロ−キノリニル、ジアザ−ビシクロヘキサニル、ジアザ−ビシクロヘプタニル、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、1,2−ジアザパニル、ジアザ−スピロヘキサニル、ジアザ−スピロオクタニル、ジアザ−スピロペンタニル、ジアザ−スピロヘプタニル、1,3−ジアゼパニル、1,4−ジアゼパニル、1,2−ジアゼピニル、1,3−ジアゼピニル、1,4−ジアゼピニル、ジヒドロアゼピニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリニル、6,7−ジヒドロ−4H−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、ジヒドロ−ピリダジニル、ジヒドロ−オキサゼピニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾリル、6,7−ジヒドロ−4H−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピリジニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、3,3−ジオキソ[1,3,4]オキサチアジニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、ヘキサヒドロ−ピリダジン、ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリン、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、オキサゼピニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、オキセタニル、オキソカニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、1H−ピロロピリジニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、テトラヒドロピラニル、1,2,3,4−テトラヒドロピラジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、テトラヒドロ−ピリダジニル、テトラヒドロ−ピリジニル、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジニル、1,4,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、テトラゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェノリル、チオフェニル、チオピラニル、トリアザ−スピロオクタニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、及びキサンテニルから選択される3〜15員のヘテロサイクリック残基[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5又は6回置換されている]、
2)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR4によって1、2又は3回置換されている]、
3)−(C3−C6)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2又は3回置換されている]、又は
4)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2又は3回置換されている]であり、]
[0039] Qは、
1)共有結合、
2)−(C0−C4)−アルキレン−O−、
3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−NH−C(O)−(C0−C2)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−NH−C(O)−O−(C0−C2)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−NH−SO2−(C0−C2)−アルキレン−、又は
7)−(C3−C15)−ヘテロシクリル−[ここで、前記ヘテロシクリルは、アゼチジニル、フラニル、イミダゾリル、インドリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラゾリル又はチエニルから選択され、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり;
Jは、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、又は
4)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル[ここで、フェニルは非置換であるか、R13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Z−A−Bは、
カルボニル炭素原子と一緒になって、−O−CH2−C(O)−、−O−CH(CH3)−C(O)−又は−O−C(CH3)2−C(O)−[ここで、前記残基は、酸素原子を介してピラゾール残基と結合し、そしてカルボニル炭素原子によってEの窒素原子と結合する]から選択される残基を形成し、
Vは、
アゼチジニル、フラニル、イミダゾリル、インドリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラゾリル又はチエニルから選択されるヘテロシクリルであり、そして、このヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって、互いに独立して一若しくは二置換されており、
Gは、
1)共有結合、
2)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−、
3)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、又は
4)−(C0−C2)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−であり、
Mは、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、R14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C3−C6)−シクロアルキル[ここで、前記シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
4)−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、]
[0040] R1は、
水素原子であり、
R2は、
水素原子であり、
R3は、
1)水素原子、
2)ハロゲン、
3)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
4)=O、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19
[ここで、R19は、
a)水素原子、
b)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
c)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
d)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
e)−CF3、又は
f)−CHF2である]、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、
10)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、
12)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、
13)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
14)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、]
[0041] R4は、
水素原子又はハロゲンであり、
R10は、
水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、
R11及びR12は、
互いに独立して、同一又は相異なって、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって、互いに独立して、一若しくは二置換されている]、
3)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
4)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[そしてここで、アルキレン及びシクロアルキルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であるか、又は
R11及びR12は、
それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン、ピペリジン、又はピロリジンから選択されるヘテロサイクリック環[ここで、前記環は、非置換であるか、又はR13によって、環原子の数に応じて1、2、3若しくは4回置換されている]を形成し、
R13は、
ハロゲン、−OH、−(C3−C6)−シクロアルキル、−S−R10、−C(O)−R10、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルコキシ又は−(C1−C3)−フ
ルオロアルキルであり、そして
R14は、
ハロゲン、−(C1−C6)−アルキル又は−(C1−C4)−アルコキシである、すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、式Iの化合物及びその生理学的に許容される塩に関する。]
[0042] 4)この発明は、また、式Iにおいて、
Eは、
アゼチジン、ピペラジン、ピペリジン又はピロリジンから選択される3〜10員のヘテロサイクリック残基[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、その窒素原子によってカルボニル炭素原子と結合し、そしてここで前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって、互いに独立して、一若しくは二置換されている]であり、
Dは、
フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR4によって、1回若しくは2回置換されている]であり、
Qは、
1)共有結合、
2)−(C0−C4)−アルキレン−O−、
3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−NH−C(O)−(C0−C2)−アルキレン−、
5)−(C0−C4)−アルキレン−NH−C(O)−O−(C0−C2)−アルキレン−、
6)−(C0−C4)−アルキレン−NH−SO2−(C0−C2)−アルキレン−又は
7)−(C3−C15)−ヘテロシクリル−[ここで、前記ヘテロシクリルは、アゼチジニル、フラニル、イミダゾリル、インドリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラゾリル又はチエニルから選択され、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり;
Jは、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、又は
4)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Z−A−Bは、
カルボニル炭素原子と一緒になって、−O−CH2−C(O)−、−O−CH(CH3)−C(O)−又は−O−C(CH3)2−C(O)−[ここで、前記残基は、酸素原子を介してピラゾール残基と結合し、そしてカルボニル炭素原子によってEの窒素原子と結合する]から選択される残基を形成し、
Vは、
アゼチジニル、ピペラジニル、ピペリジニル又はピロリジニルから選択されるヘテロシクリルであり、そしてこのヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって、互いに独立して、一若しくは二置換されており、
Gは、
1)共有結合、
2)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−、
3)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、又は
4)−(C0−C2)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−であり、
Mは、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C3−C6)−シクロアルキル[ここで、前記シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
4)−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
R1及びR2は、
それぞれ、水素原子であり、]
[0043] R3は、
1)水素原子、
2)ハロゲン、
3)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
4)=O、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C4)−アルキレン−OH、
7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、
8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、
9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、
10)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、
12)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、
13)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって、互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
14)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
R4は、
水素原子又はハロゲンであり、
R10は、
水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、
R11及びR12は、
互いに独立して、同一又は相異なって、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって、互いに独立して、一若しくは二置換されている]、
3)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
4)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキレン及びシクロアルキルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であるか、又は
R11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン、ピペリジン又はピロリジンから選択されるヘテロサイクリック環を形成し、そしてここで、前記環は、非置換であるか、又はR13によって、環原子の数に応じて、1、2、3若しくは4回置換されており、
R13は、
ハロゲン、−OH、−(C3−C6)−シクロアルキル、−S−R10、−C(O)−R10、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルコキシ又は−(C1−C3)−フルオロアルキルであり、そして
R14は、
−(C1−C4)−アルキル又は−(C1−C4)−アルコキシである、
すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、式Iの化合物及びその生理学的に許容される塩に関する。]
[0044] 5)この発明は、また、式Iにおいて、
Eは、
アザ−ビシクロヘキサン、アザ−ビシクロオクタン、アゼチジン、アジリジン、デカヒドロ−キノリン、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,4−ジアゼパン、2,3−ジヒドロ−1H−インドール、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾール、イミダゾリジン、モルホリン、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラゾリジン、ピロリジン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デカン又はトリアザ−スピロオクタンから選択されるヘテロサイクリック残基[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Dは、
フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR4によって1若しくは2回置換されている]であり、
Qは、
1)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、
2)−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−、
3)−(C1−C3)−アルキレン−O−又は
4)−(C1−C3)−アルキレン−SO2−であり、
Jは、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル、
3)−(C0−C2)−アルキレン−フェニル、
4)−(C0−C2)−アルキレン−インダニル、
5)−(C0−C2)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、又は
6)−(C0−C4)−アルキレン−モルホリニルであり、
Z−A−Bは、
カルボニル炭素原子と一緒になって、−O−CH2−C(O)−、−O−CH(CH3)−C(O)−又は−O−C(CH3)2−C(O)−[ここで、前記残基は、酸素原子を介してピラゾール残基と結合し、そしてカルボニル炭素原子によってEの窒素原子と結合する]から選択される残基を形成し、
Vは、
ピペラジニルであり、
GおよびMは、
一緒になって−C(O)−O−(C2−C4)−アルキルを形成し、又は
Gは、直接結合であり、そしてMは、フェニル残基であり、]
[0045] R1は、
水素原子であり、
R2は、互いに独立して、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、又は
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]から選択されるか、又は
二つの−OR10残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員の環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3又は4回置換されている]を形成していてもよく、
二つの−(C1−C6)−アルキル残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員のシクロアルキル環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成していてもよく、
R3は、
1)水素原子、
2)Cl、F又はBr、
3)−(C1−C4)−アルキル、
4)=O、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C2)−アルキレン−OH、
7)−(C0−C2)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、
8)−CN、
9)−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
10)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−O−R11、
11)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、
12)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
13)−N(R11)−R12、
14)−N(R11)−R13、
15)−NH−C(O)−R10、
16)−SO2−(C1−C4)−アルキル、
17)−SO2−(C1−C2)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、
18)−(C3−C6)−シクロアルキル、
19)フェニル又は
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、−(C3−C15)−ヘテロシクリルは、アゼチジニル、ベンゾイミダゾリル、フラニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピリジル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、1H−テトラゾリル又はチアゾリルから選択される]であり、]
[0046] R4は、
互いに独立して、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
7)−(C0−C4)−アルキレン−R13
から選択され、
R10は、
水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、
R11及びR12は、
互いに独立して、同一又は相異なって、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル、
3)−(C1−C3)−フルオロアルキル又は
4)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキルであるか、又は
R11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン、ピペリジン、ピロリジン又はモルホリンから選択される4〜8員の単環式ヘテロサイクリック環を形成し、
R13は、
F、Cl、Br、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−(C3−C6)−シクロアルキル、−C(O)−R10、フェニル、−(C0−C4)−アルキレン−O− R10又は−(C1−C4)−アルキルである、
すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、式Iの化合物及びその生理学的に許容される塩に関する。]
[0047] 6)この発明は、また、式Iにおいて、
Eは、
アザ−ビシクロヘキサン、アザ−ビシクロオクタン、アゼチジン、アジリジン、デカヒドロ−キノリン、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,4−ジアゼパン、2,3−ジヒドロ−1H−インドール、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾール、イミダゾリジン、モルホリン、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラゾリジン、ピロリジン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デカン又はトリアザ−スピロオクタンから選択されるヘテロサイクリック残基[ここで、前記ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、
Dは、
フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR4によって1若しくは2回置換されている]であり、
Qは、
1)共有結合、
2)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−、
3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、
4)−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−、
5)−(C1−C4)−アルキレン−O−又は
6)−(C1−C3)−アルキレン−SO2−であり、
Jは、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−R10、
5)−(C0−C2)−アルキレン−フェニル、
6)−(C0−C2)−アルキレン−インダニル、
7)−(C0−C2)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって、互いに独立して、一若しくは二置換されている]、又は
8)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、テトラヒドロフラン、モルホリン又はオキセタンから選択される残基であり、そして非置換であるか、又はR13によって一置換されている]であり、]
[0048] Z−A−Bは、
カルボニル炭素原子と一緒になって、−O−CH2−C(O)−、−O−CH(CH3)−C(O)−又は−O−C(CH3)2−C(O)−[ここで、前記残基は、酸素原子を介してピラゾール残基と結合し、そしてカルボニル炭素原子によってEの窒素原子と結合する]から選択される残基を形成し、
Vは、
ピペラジニルであり、
Gは、
1)共有結合、
2)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、
3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、
4)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、又は
5)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−であり、
Mは、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、前記シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって一置換されている]、
4)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR14によって一置換されている]、又は
5)ピロリジンであり
R1は、
水素原子であり、
R2は、
互いに独立して、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、又は
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]から選択されるか、又は
二つの−OR10残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員の環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3又は4回置換されている]を形成していてもよく、
二つの−(C1−C6)−アルキル残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員のシクロアルキル環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成していてもよく、]
[0049] R3は、
1)水素原子、
2)Cl、F又はBr、
3)−(C1−C4)−アルキル、
4)=O、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)−(C0−C2)−アルキレン−OH、
7)−(C0−C2)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、
8)−CN、
9)−C(O)−(C1−C4)−アルキル、
10)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−O−R11、
11)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、
12)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、
13)−N(R11)−R12、
14)−N(R11)−R13、
15)−NH−C(O)−R10、
16)−SO2−(C1−C4)−アルキル、
17)−SO2−(C1−C2)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、
18)−(C3−C6)−シクロアルキル、
19)フェニル又は
20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、−(C3−C15)−ヘテロシクリルは、アゼチジニル、ベンゾイミダゾリル、フラニル、モルホリニル、[1,2,4]−オキサジアゾリル、ピペリジニル、ピリジル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、1H−テトラゾリル又はチアゾリルから選択され、そしてここで、−(C3−C15)−ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR13によって一置換されている]であり、
R4は、
1)水素原子、
2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、
3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、
4)ハロゲン、
5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、
6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は
7)−(C0−C4)−アルキレン−R13であり、
R10は、
水素原子、−(C1−C3)−フルオロアルキル又は−(C1−C4)−アルキルであり、
R11及びR12は、
互いに独立して同一又は相異なって、
1)水素原子、
2)−(C1−C4)−アルキル、
3)−(C1−C3)−フルオロアルキル又は
4)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキルであるか、又は
R11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン、ピペリジン、ピロリジン又はモルホリンから選択される4〜8員の単環式ヘテロサイクリック環を形成し、そして
R13は、
F、Cl、Br、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−(C3−C6)−シクロアルキル、−C(O)−R10、フェニル、−(C0−C4)−アルキレン−O−R10又は−(C1−C4)−アルキルであり、そして
R14は、
F、Cl、Br、又は−(C1−C4)−アルコキシである、
すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、式Iの化合物及びその生理学的に許容される塩に関する。]
[0050] アルキルという用語は、本明細書中で使用されている場合、炭化水素残基であり、これは直線、例えば、直鎖、又は分枝状でありうる。“−(C1−C8)−アルキル”又は“−(C1−C8)−アルキレン”の例は、1、2、3、4、5、6、7又は8個の炭素原子を含むアルキル残基であり、メチル、メチレン、エチル、エチレン、プロピル、プロピレン、ブチル、ブチレン、ペンチル、ペンチレン、ヘキシル、ヘキシレン、ヘプチル又はオクチルであり、こうした残基のすべてのn−異性体には、イソプロピル、イソブチル、1−メチルブチル、イソペンチル、ネオペンチル、2,2−ジメチルブチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、イソヘキシル、第二級−ブチル、第三級−ブチル、第三級−ペンチル、第二級−ブチルがある。“−(C0−C8)−アルキル”又は“−(C0−C8)−アルキレン”という用語は、−(C1−C8)−アルキル又は−(C1−C8)−アルキレンの場合に定義されている1、2、3、4、5、6、7又は8個の炭素原子を含んでいるそれぞれの炭化水素残基であり、そして“−C0−アルキル”又は“−C0−アルキレン”という用語は、共有結合をそれぞれ意味しているものと理解される。]
[0051] “−(C2−C10)−アルケニル”又は“−(C2−C10)−アルケニレン”という用語は、2、3、4、5、6、7、8、9又は10個の炭素原子を含んでいるアルキル残基を意味しているものと理解され、ここで前記アルキル残基は、鎖の長さに応じて1、2又は3個の二重結合を含む。こうした残基の例には、ビニル、1−プロペニル、2−プロペニル(=アリル)、2−ブテニル、3−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、5−ヘキセニル又は1,3−ペンタジエニルのような残基がある。]
[0052] “−(C2−C10)−アルキニル”又は“−(C2−C10)−アルキニレン”という用語は、2、3、4、5、6、7、8、9又は10個の炭素原子を含んでいるアルキル残基を意味しているものと理解され、ここで前記アルキル残基は、鎖の長さに応じて、例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル(=プロパルギル)又は2−ブチニルのように、1、2又は3個の三重結合を含む。]
[0053] “−(C3−C8)−シクロアルキル”という用語は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルのような3、4、5、6、7又は8個の環炭素原子を含んでいるシクロアルキル残基を意味するものと理解される。]
[0054] “6〜14員のアリール”又は“−(C6−C14)−アリール”という用語は、環に6〜14個の炭素原子を含んでいる単環又は二環式芳香族炭化水素ラジカルを意味するものと理解される。実例としては、フェニル、ナフチル、例えば、1−ナフチル及び2−ナフチル、ビフェニリル、例えば、2−ビフェニリル、3−ビフェニリル及び4−ビフェニリル、インダニル、アントリル又はフルオレニルがある。ビフェニリルラジカル、ナフチルラジカル及び、特に、フェニルラジカルが好ましいアリールラジカルである。]
[0055] “1、2、3又は4個までのヘテロ原子を含む3〜7員のサイクリック残基”という用語は、アゼピン、アゼチジン、アジリジン、アジリン、1,4ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジアジリジン、ジアジリン、ジヒドロイミダゾロン、ジオキサゾール、ジオキサジン、ジオキソール、1,3−ジオキソレン、1,3−ジオキソラン、フラン、イミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イミダゾリジノン、イソチアゾール、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾール、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、モルホリン、1,2−オキサ−チエパン、1,2−オキサチオラン、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾロン、オキサゾール、[1,3,4]オキサチアジナン3,3−ジオキシド、オキサジリジン、オキサゾリジノン、オキセタン、オキシラン、ピペラジン、ピペリジン、ピラン、ピラジン、ピラゾール、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピリジン、ピリジノン、ピリミジン、ピリミジン−2,4−ジオン、ピロール、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジンチアジアゾール、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエニル、チエタン、チオモルホリン、チオモルホリン1,1−ジオキシドチオピラン、1,2,3−トリアジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、1,2,3−トリアゾール又は1,2,4−トリアゾールのような化合物であるヘテロサイクル(ヘテロ環(heterocycle))の構造を意味する。]
[0056] “単環式又は二環式の3〜15員のヘテロシクリル”又は“−(C3−C15)−ヘテロシクリル”という用語は、3〜15個の環炭素原子の中で一つ又はそれより多くが、窒素、酸素又は硫黄のようなヘテロ原子によって置き換えられている、ヘテロサイクルを意味し、例えば、アクリジニル、アザベンゾイミダゾリル、アザ−ビシクロヘプタニル、アザ−ビシクロヘキサニル、アザ−ビシクロオクタニル、8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタニル、アザスピロデカニル、アザ−スピロヘプタニル、アザ−スピロヘキサニル、アザ−スピロオクタニル、アザ−スピロペンタニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル(benztriazolyl)、ベンゾテトラゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロ−キノリニル、ジアザ−ビシクロヘキサニル、ジアザ−ビシクロヘプタニル、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、1,2−ジアザパニル、ジアザ−スピロヘキサニル、ジアザ−スピロオクタニル、ジアザ−スピロペンタニル、ジアザ−スピロヘプタニル、1,3−ジアゼパニル、1,4−ジアゼパニル、1,2−ジアゼピニル、1,3−ジアゼピニル、1,4−ジアゼピニル、ジヒドロアゼピニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリニル、6,7−ジヒドロ−4H−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、ジヒドロ−ピリダジニル、ジヒドロ−オキサゼピニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾリル、6,7−ジヒドロ−4H−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピリジニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、3,3−ジオキソ[1,3,4]オキサチアジニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、ヘキサヒドロ−ピリダジン、ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリン、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、オキサゼピニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、オキセタニル、オキソカニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、1H−ピロロピリジニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、テトラヒドロピラニル、1,2,3,4−テトラヒドロピラジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、テトラヒドロ−ピリダジニル、テトラヒドロ−ピリジニル、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジニル、1,4,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、テトラゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェノリル、チオフェニル、チオピラニル、トリアザ−スピロオクタニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、及びキサンテニルがある。]
[0057] “Eは、1個の窒素原子及び窒素、硫黄又は酸素から選択される0、1、2、又は3個までの更なるヘテロ原子を含む3〜10員のヘテロサイクリック残基である[ここで、前記へテロサイクリック残基は、単環式、二環式又はスピロ−ヘテロサイクルである]”という用語は、アザ−ビシクロヘプタン、アザ−ビシクロヘキサン、アザ−ビシクロオクタン、アザ−スピロヘプタン、アザ−スピロヘキサン、アザ−スピロオクタン、アザ−スピロペンタン、アゼパン、アゼピン、アゼチジン、アジリジン、デカヒドロ−キノリン、ジアザ−ビシクロヘキサン、ジアザ−ビシクロヘプタン、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,2−ジアザパン、ジアザ−スピロヘキサン、ジアザ−スピロオクタン、ジアザ−スピロペンタン、ジアザ−スピロヘプタン、1,3−ジアゼパン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジヒドロアゼピン、2,3−ジヒドロ−1H−インドール、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン、6,7−ジヒドロ−4H−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、ジヒドロ−ピリダジン、ジヒドロ−オキサゼピン、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾール、6,7−ジヒドロ−4H−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピリジン、ジオキサゾール、ヘキサヒドロ−ピリダジン、ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリン、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソキノリン、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、ケトピペラジン、モルホリン、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール、1,4−オキサゼパン、オキサゼピン、1,2−オキサ−チエパン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロピリジン、テトラヒドロ−アゼピン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、1,2,3,4−テトラヒドロピラジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、テトラヒドロ−ピリダジン、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、1,4,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエタン、チオモルホリン、トリアザ−スピロオクタン、トリアゼパン、1,2,4−トリアジナン及び1,3,5−トリアジナンのような化合物であるヘテロサイクルの構造を意味する。]
[0058] “R11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4〜8員の単環式ヘテロサイクリック環[この環は、窒素原子に加えて、酸素、硫黄及び窒素から選択される一つ又は二つの同一又は相異なる環へテロ原子を含んでいてもよい]を形成していてもよい”という用語は、アザ−ビシクロヘプタン、アザ−ビシクロヘキサン、アザ−スピロヘプタン、アザ−スピロヘキサン、アザ−スピロオクタン、アザ−スピロペンタン、アゼパン、アゼピン、アゼチジン、ジアザ−ビシクロヘプタン、ジアザ−ビシクロヘキサン、ジアザ−スピロヘプタン、ジアザ−スピロヘキサン、ジアザ−スピロペンタン、ジアザ−スピロオクタン1,2−ジアザパン、1,3−ジアゼパン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジヒドロアゼピン、ジヒドロ−オキサゼピン、ジヒドロ−ピリダジン、ジオキサゾール、ヘキサヒドロ−ピリダジン、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾリン、イソオキサゾリジン、ケトピペラジン、モルホリン、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサ−チエパン、オキサゼピン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロ−アゼピン、1,2,3,4−テトラヒドロピラジン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエタン、チオモルホリン、トリアゼパン、1,2,4−トリアジナン及び1,3,5−トリアジナンのような化合物であるヘテロサイクルの構造を意味する。]
[0059] “−(C1−C3)−フルオロアルキル”という用語は、1〜3個の炭素原子から成る、一部又は全部、フッ素化されたアルキル残基であり、例えば、−CF3、−CHF2、−CH2F、−CHF−CF3、−CHF−CHF2、−CHF−CH2F、−CH2−CF3、−CH2−CHF2、−CH2−CH2F、−CF2−CF3、−CF2−CHF2、−CF2−CH2F、−CH2−CHF−CF3、−CH2−CHF−CHF2、−CH2−CHF−CH2F、−CH2−CH2−CF3、−CH2−CH2−CHF2、−CH2−CH2−CH2F、−CH2−CF2−CF3、−CH2−CF2−CHF2、−CH2−CF2−CH2F、−CHF−CHF−CF3、−CHF−CHF−CHF2、−CHF−CHF−CH2F、−CHF−CH2−CF3、−CHF−CH2−CHF2、−CHF−CH2−CH2F、−CHF−CF2−CF3、−CHF−CF2−CHF2、−CHF−CF2−CH2F、−CF2−CHF−CF3、−CF2−CHF−CHF2、−CF2−CHF−CH2F、−CF2−CH2−CF3、−CF2−CH2−CHF2、−CF2−CH2−CH2F、−CF2−CF2−CF3、−CF2−CF2−CHF2又は−CF2−CF2−CH2Fのような残基である。]
[0060] “−(C1−C3)−フルオロアルキレン”という用語は、一部又は全部、フッ素化されたアルキレン残基であり、−CF2−、−CHF−、−CHF−CHF2−、−CHF−CHF−、−CH2−CF2−、−CH2−CHF−、−CF2−CF2−、−CF2−CHF−、−CH2−CHF−CF2−、−CH2−CHF−CHF−、−CH2−CH2−CF2−、−CH2−CH2−CHF、−CH2−CF2−CF2−、−CH2−CF2−CHF−、−CHF−CHF−CF2−、−CHF−CHF−CHF−、−CHF−CH2−CF2−、−CHF−CH2−CHF−、−CHF−CF2−CF2−、−CHF−CF2−CHF−、−CF2−CHF−CF2−、−CF2−CHF−CHF−、−CF2−CH2−CF2−、−CF2−CH2−CHF−、−CF2−CF2−CF2−、又は−CF2−CF2−CHFのような残基から導かれうる1〜3個の炭素原子から成る残基である。]
[0061] “二つの−(C1−C6)−アルキル残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員のシクロアルキル環を形成していてもよい”という用語は、シクロペンチルおよびシクロヘキシルのような残基を意味する。]
[0062] “二つの−OR10残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員の環を形成していてもよい”という用語は、1,3−ジオキソール環及び2,3−ジヒドロ−[1,4]ジオキシン環のような構造を意味する。]
[0063] “Z−A−Bは、カルボニル炭素原子と一緒になって、−O−CH2−C(O)−、−O−CH(CH3)−C(O)−又は−O−C(CH3)2−C(O)−[ここで、前記残基は、酸素原子を介してピラゾール残基と結合し、そしてカルボニル炭素原子によってEの窒素原子と結合する]から選択される残基を形成する”は、次の式I:



の構造を意味する。]
[0064] −O−CH2−C(O)−という用語は、次の構造式:



[式中、酸素原子は、ピラゾール残基と共有結合し、そしてカルボニル炭素原子は、残基Eの窒素原子と共有結合する]
を有する残基である。]
[0065] −O−CH(CH3)−C(O)−という用語は、次の構造式:



[式中、酸素原子は、ピラゾール残基と共有結合し、そしてカルボニル炭素原子は、残基Eの窒素原子と共有結合する]
を有する残基である。]
[0066] −O−C(CH3)2−C(O)−という用語は、次の構造式:



[式中、酸素原子は、ピラゾール残基と共有結合し、そしてカルボニル炭素原子は、残基Eの窒素原子と共有結合する]
を有する残基である。]
[0067] ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素である。]
[0068] 式Iの化合物中に存在する光学的に活性な炭素原子は、互いに独立して、R配置又はS配置を有しうる。式Iの化合物は、純粋なエナンチオマーまたは純粋なジアステレオマーの形態で、又はエナンチオマー及び/又はジアステレオマーの混合物の形態で、例えば、ラセミ体の形態で存在しうる。この発明は、純粋なエナンチオマーおよびエナンチオマーの混合物並びに純粋なジアステレオマー及びジアステレオマーの混合物に関する。本発明は、式Iの二つ又は二つより多い立体異性体の混合物を含んでなり、そして混合物においてすべての比率の立体異性体を含んでなる。式Iの化合物がE異性体又はZ異性体(すなわち、シス異性体又はトランス異性体)として存在しうる場合は、本発明は、純粋なE異性体および純粋なZ異性体の両方に関連し、そしてすべての比率のE/Z混合物に関連する。本発明は、また、式Iの化合物のすべての互変異性体形態を含んでなる。]
[0069] E/Z異性体を含むジアステレオマーは、例えば、クロマトグラフィーによって、個々の異性体に分離することができる。ラセミ体は、通例の方法、例えば、キラル相クロマトグラフィーによって、又は分割、例えば、光学的に活性な酸又は塩基を加えて得られたジアステレオマー塩の結晶化によって二つのエナンチオマーに分離することができる。式Iの立体化学的に均一な化合物は、また、立体化学的に均一な出発物質を用いるか、又は立体選択的反応を用いることによって得ることができる。]
[0070] 式Iの化合物の生理学的に許容される塩は、生理学的に許容される、特に薬学的に利用可能な塩である非毒性塩である。酸基(例えば、カルボキシル基COOH)を含む式Iの化合物のこうした塩には、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩及びカルシウム塩のようなアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、及び、また、生理学的に許容されるテトラメチルアンモニウム又はテトラエチルアンモニウムのような第四級アンモニウムイオンとの塩、及びアンモニア及びメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、エタノールアミン又はトリス−(2−ヒドロキシエチル)アミンのような生理学的に許容される有機アミンとの酸付加塩がある。式Iの化合物中に含まれている塩基性基、例えば、アミノ基又はグアニジノ基は、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸又はリン酸のような無機酸との塩、又はギ酸、酢酸、シュウ酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、マロン酸、安息香酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、メタンスルホン酸又はp−トルエンスルホン酸のような有機カルボン酸及びスルホン酸と酸付加塩を形成する。同時に塩基性基と酸性基(例えば、グアニジノ基とカルボキシル基)を含む式Iの化合物は、また、この発明中に同様に含まれる双性イオン(ベタイン類)として存在することができる。]
[0071] 式Iの化合物の塩は、当技術分野の当業者に知られている通例の方法によって、例えば、溶媒又は分散剤中で式Iの化合物を無機又は有機の酸又は塩基と結合させることによるか、あるいは、陽イオン交換又は陰イオン交換によって他の塩から得ることができる。この発明は、また、低い生理学的許容性のために、直接的には医薬使用に適していないが、例えば、式Iの化合物を更なる化学的改変を行うための中間体として、あるいは、生理学的に許容される塩の調製のための出発物質として適している式Iの化合物の塩をすべて含む。]
[0072] この発明は、更に、式Iの化合物の溶媒和物(例えば、水和物又はアルコールとの付加物)すべてを含む。]
[0073] 本発明は、また、式Iの化合物の誘導体及び改変体、例えば、プロドラッグ、保護された形態及び他の生理学的に許容される誘導体、並びに式Iの化合物の活性な代謝物を含む。本発明は、特に、式Iの化合物のプロドラッグ、及び保護された形態に関連し、これは、生理学的状態のもとで式Iの化合物に変換することができる。式Iの化合物の適切なプロドラッグ、すなわち、所望の様態、例えば、溶解性、生物学的利用性又は作用持続期間に関して改善されている特性を有している式Iの化合物の化学的に改変された誘導体は、当技術分野の当業者に知られている。プロドラッグに関するより詳細な情報は、例えば、Design of Prodrugs, H. Bundgaard (ed.), Elsevier, 1985; Fleisher et al., Advanced Drug Delivery Reviews 19 (1996) 115-130; 又は H. Bundgaard, Drugs of the Future 16 (1991) 443; 又は Hydrolysis in Drug and Prodrug Metabolism, B. Testa, J. M. Mayer, Wiley-VCH, 2003[これらはすべて、引用により本明細書中に組み込まれる]のような標準的な文献中に見出される。式Iの化合物の適切なプロドラッグは、殊にアミノ基及びグアニジノ基のようなアシル化可能な窒素含有の基のアシルプロドラッグおよびカルバマートプロドラッグであり、そして、また、式Iの化合物中に存在しうるカルボン酸基のエステルプロドラッグおよびアミドプロドラッグである。アシルプロドラッグ及びカルバマートプロドラッグでは、一つ又はそれより多い、例えば、こうした基の窒素原子に接している一つ又は二つの水素原子がアシル基又はカルバマート、好ましくは、−(C1−C6)−アルキルオキシカルボニル基で置き換えられる。アシルプロドラッグ及びカルバマートプロドラッグの場合の適切なアシル基及びカルバマート基は、例えば、基Rp1−CO−及びRp2O−CO−[ここで、Rp1は、水素、(C1−C18)−アルキル、(C3−C8)−シクロアルキル、(C3−C8)−シクロアルキル−(C1−C4)−アルキル−、(C6−C14)−アリール、het−、(C6−C14)−アリール−(C1−C4)−アルキル−又はhet−(C1−C4)−アルキル−であり、そしてここでRp2は、水素をい除いてRp1の場合に示されている意味を有する]である。]
[0074] また、好ましい式Iの化合物のすべてに関して、それらの立体異性体形態及び任意の比率のその混合物のすべて、及びその生理学的に許容される塩は、明確に、この発明の主題であり、並びにそれらのプロドラッグもこの発明の主題である。同様に、また好ましい式Iの化合物のすべてにおいて、分子中に1回より多く存在している残基は、すべて互いに独立しており、そして同一又は相異なりうる。]
[0075] この式Iの化合物は、当技術分野の当業者によってそれ自体よく知られており、そして理解されている手順及び技法を利用することによって製造することができる。式Iの化合物の製造において適用されうる一般的な合成手順において使用する出発物質又は基幹化合物(building block)は、当技術分野における当業者に容易に入手可能である。多くの場合、それらは商業的に入手可能であるか、又は文献中に記載されてきている。そうでない場合は、それらは文献中に記載されている手順に準じて容易に利用できる前駆体化合物から製造するか、又は この出願中に記載されている手順若しくはそれに準じる手順によって製造することができる。]
[0076] 一般に、式Iの化合物は、式Iから逆合成的に誘導することができる二つ又はそれより多いフラグメントを結合させることによって、例えば、収束的合成の過程で製造することができる。より詳細には、適切に置換されている出発ピラゾール誘導体を、式Iの化合物の製造においてビルディングブロックとして用いる。商業上入手可能でない場合は、こうしたピラゾール誘導体は、ピラゾール環系の形成の場合のよく知られている標準的手順によって製造することができる。適切な前駆体分子を選択することによって、こうしたピラゾール合成では、所望の置換基パターンを有する式Iの分子に最終的に到達するために化学的に改変できる、ピラゾール系の様々な位置に様々な置換基の導入を可能にする。ピラゾール化学及びその製造のための合成手順に関する非常に多くの詳細及び文献参照が見出だされうるが、広範囲なレビューの一つとしては次のものがある、J. Eiguero in “Comprehensive Heterocyclic Chemistry II”; Eds. A. Katritzky, Ch. Rees, E. Scriven; Elsevier 1996, Vol. 3; K. Kirschke in Houben-Weyl, “Methoden der Organischen Chemie” (Methods of Organic Chemistry), Georg Thieme Verlag, Stuttgart, Germany 1994, Vol. E8b Hetarene; T. Nagai et al. Org. Prep. Proced. Int. (1993), 25, 403; M. Elnagdi et al. Heterocycles (1985) 23, 3121; K. Makino et al. J. Heterocycl. Chem. (1998) 35, 489; K. Makino et al. J. Heteterocycl. Chem. (1999) 36, 321。]
[0077] 出発ピラゾール誘導体が、商業上入手可能でなく、そして合成されなければならない場合には、このことは、例えば、上記に言及されているよく知られているピラゾール合成に従って行うことができる。この発明の実施態様の場合に特に関心のある次の手順において、列挙され、簡潔に言及されているが、しかしながら、それらは、広範囲に文献中で検討されている標準的な手順であり、そして当技術分野の当業者によく知られている。必ずしも常に明確に示されてはいないが、特定の場合には、位置異性体は、下記に言及されている反応の合成の間に起こるであろう。それにもかかわらず、こうした位置異性体の混合物は、例えば、分取HPLCのような現代分離技法によって分離することが可能である。]
[0078] 1)N. Kudo et al. Chem. Pharm. Bull. (1999) 47, 857。]
[0079] 2)A. Padwa, J. Heterocycl. Chem. (1987) 24, 1225。]
[0080] 3)N. K. Markova et al., Zh. Org. Khim. (1983) 19, 2281。]
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[0100] 23)H. Ochi et al., Chem. Pham. Bull. (1983) 31, 1228。]
[0101] 出発物質の置換基により、いくつかのピラゾール合成では位置異性体の混合物が得られうる可能性があるが、しかしながら、これらは、例えば、分取HPLCのような現代の分離手法によって分離することができる。]
[0102] 更に、式I中のピラゾール環系での所望の置換基を得るために、ピラゾール合成の間、環系に導入される官能基は、化学的に修飾することができる。殊に、ピラゾール環系上に存在する置換基は、様々な反応によって修飾することができ、すなわち、所望の残基を得ることができる。例えば、4−位に水素原子を持っているピラゾールは、また、鹸化そして引き続いて該当する位置にエステル基を持っているピラゾールの脱カルボキシル化によって得ることができる。加えて、3−位、4−位及び5−位のカルボン酸基および酢酸基は、カルボン酸の鎖延長のための通例の反応によってそのホモログに変換することができる。ハロゲン原子は、例えば、次の文献中に記載されているような手順によって、3−位、4−位及び5−位に導入することができる。ピラゾールをフッ素化する場合は、N−フルオロ−2,4,6−トリメチルピリジニウムトリフラートが、選択試薬である(T. Umemoto, S. Fukami, G. Tomizawa, K. Harasawa, K. Kawada, K. Tomita, J. Am. Chem. Soc. (1990) 112, 8563 see also K. Manko et al., J. Fluorine Chem. (1988) 39, 435; R. Storer et al. Nucleosides Nucleotides (1999) 18; 203)。しかしながら、他の適切なフッ素化剤も、また、適宜使用することもできる。ピラゾールのクロル化、ブロム化又はヨード化は、元素ハロゲンとの反応によるか、又はNCS、NBS又はNIS及び当技術分野の当業者によく知られている多くの他の試薬を使用することによって達成することができる。加えて、適切な手順は、例えば、M. Rodriguez-Franco et al., Tetrahedron Lett. (2001) 42, 863; J. Pawlas et al., J. Org. Chem. (2000) 65, 9001; Y. Huang et al., Org Lett (2000) 2, 2833; W. Holzer et al., J. Heterocycl. Chem. (1995) 32, 1351; N. Kudo et al., Chem. Pharm. Bull. (1999) 47, 857; G. Auzzi et al., Farmaco, Ed Sci (1979) 34, 743; K. Morimoto et al., J. Heterocycl. Chem. (1997) 34, 537; D. Jeon et al., Synth. Commun. (1998) 28, 2159によって報告されている。]
[0103] 反応条件、試薬、化学量論および置換パターンによって左右されるが、ハロゲンは、3−位、及び/又は4−位及び/又は5−位に導入される。選択的ハロゲン/金属交換又は選択的水素/金属交換による金属化及びそれに続く広範囲の求電子試薬との反応によって、広範囲の様々な置換基がヘテロサイクリック核に導入される(M. R. Grimmett, Heterocycles (1994) 37, 2087; V. D. Gardner et al., J. Heterocycl. Chem. (1984), 21, 121; D. Butler et al., J. Org. Chem. (1971) 36, 2542)。とりわけ、該当するピラゾロンは、ハロゲン原子の導入の場合に有用な前駆体でありうる。例えば、1H−ピラゾール−3−オールは、例えば、オキシ塩化リンを用いることによって5−クロロ−1H−ピラゾールに変換することができる。5−ブロモ−1H−ピラゾールは、オキシ臭化リン、三臭化リン又は五臭化リンを用いて同様の標準的手順によって、1H−ピラゾール−3−オールから得ることができる。ハロゲン、ヒドロキシ基(トリフラート又はノナフラートを介して)又は第一級アミン(ジアゾニウム塩を介して)は、あるいは、ピラゾール構造に存在する該当するスタンナン又はボロン酸に相互変換した後に、パラジウム又はニッケル触媒又は銅塩および例えば、下記に言及されている試薬のような遷移金属によって仲介されて、例えば、−CN、−CF3、−C2F5、エーテル類、酸類、アミド類、アミン類、アルキル−又はアリール−基のような様々な他の官能基に変換することができる(F. Diederich, P. Stang, Metal-catalyzed Cross-coupling Reactions, Wiley-VCH, 1998; or M. Beller, C. Bolm, transition Metals for Organic Synthesis, Wiley-VCH, 1998; J. Tsuji, Palladium Reagents and Catalysts, Wiley, 1996; J. Hartwig, Angew. Chem. 1998, 110, 2154; B. Yang, S. Buchwald, J. Organomet. Chem. 1999, 576, 125; T. Sakamoto, K. Ohsawa, J. Chem. Soc. Perkin rans I, 1999, 2323; D. Nichols, S. Frescas, D. Marona-Lewicka, X. Huang, B. Roth, G. Gudelsky, J. Nash, J. Med. Chem, 1994, 37, 4347; P. Lam, C. Clark, S. Saubern, J. Adams, M. Winters, D. Chan, A. Combs, Tetrahedron Lett., 1998, 39, 2941; D. Chan, K. Monaco, R. Wang, M. Winters, Tetrahedron Lett. 1998, 39, 2933; V. Farina, V. Krishnamurthy, W. Scott, The Stille Reaction, Wiley, 1994; F. Qing et al. J. Chem. Soc. Perkin rans. I 1997, 3053; S. Buchwald et al. J. Am. Chem. Soc. 2001, 123, 7727; S. Kang et al. Synlett 2002, 3, 427; S. Buchwald et al. Organic Lett. 2002, 4, 581; T. Fuchikami et al. Tetrahedron Lett. 1991, 32, 91; Q. Chen et al. Tetrahedron Lett. 1991, 32, 7689; M. R. Netherton, G. C. Fu, Topics in Organometallic Chemistry 2005, 14, 85-108; A. F. Littke, G. F. Fu, Angew. Chem. Int. Ed. 2002, 41, 4176-4211; A. R. Muci, S. L. Buchwald, Topics in Current Chemistry 2002, 219, 131-209。]
[0104] 例えば、ニトロ基は、硫化物、亜ジチオン酸塩、複合水素化物のような様々な還元剤を用いるか、あるいは触媒的水素添加によってアミノ基に還元することができる。ニトロ基のアミノ基への還元は、また、式Iの化合物の合成の後期に行うこともでき、そしてニトロ基の還元は、また、別の官能基でなされる反応、例えば、シアノ基のような基を硫化水素と反応させる場合、あるいは、一つの基を水素添加する場合と同時に行ってもよい。こうした残基を導入するためには、次いでアミノ基を、アルキル化の標準的な手順[例えば、(置換)アルキルハロゲン化物との反応によるか、又はカルボニル化合物の還元的アミノ化によって]に従って、アシル化の標準的な手順[例えば、酸クロリド、無水物、活性エステル又はその他のような活性化カルボン酸誘導体との反応、又は活性化剤の存在下でカルボン酸との反応によって]に従って、又はスルホニル化の標準的な手順[例えば、スルホニルクロリドとの反応によって]に従って変更することができる。]
[0105] ピラゾール核中に存在するエステル基は、加水分解して、該当するカルボン酸にすることができ、これは、次いで活性化の後、標準的な条件の下でアミン又はアルコールと反応させることができる。更にこうしたエステル又は酸基は、多くの標準的な手順によって還元して、該当するアルコールにすることができる。ピラゾールに存在するエーテル基、例えば、ベンジルオキシ基又は他の容易に開裂可能なエーテル基は、開裂してヒドロキシ基を生ぜしめることができ、次いでこれを様々な薬剤、例えば、ヒドロキシ基を他の基に置き換えることが可能であるエーテル化剤又は活性化剤と反応させることができる。硫黄含有基は、同様に反応させることができる。]
[0106] 様々な反応と並行して、パラレル合成方法を適用することによってピラゾール環系に結合している基R100又はR102を変更するための合成の過程の間中、パラジウム、ニッケル又は銅触媒が非常に有用でありうる。こうした反応は、例えば、F. Diederich, P. Stang, Metal-catalyzed Cross-coupling Reactions, Wiley-VCH, 1998; 又は M. Beller, C. Bolm, transition Metals for Organic Synthesis, Wiley-VCH, 1998; J. Tsuji, Palladium Reagents and Catalysts, Wiley, 1996; J. Hartwig, Angew. Chem. 1998, 110, 2154; B. Yang, S. Buchwald, J. Organomet. Chem. 1999, 576, 125; P. Lam, C. Clark, S. Saubern, J. Adams, M. Winters, D. Chan, A. Combs, Tetrahedron Lett. 1998, 39, 2941; D. Chan, K. Monaco, R. Wang, M. Winters, Tetrahedron Lett. 1998, 39, 2933; J. Wolfe, H. Tomori, J. Sadight, J. Yin, S. Buchwald, J. Org. Chem. 2000, 65, 1158; V. Farina, V. Krishnamurthy, W. Scott, The Stille Reaction, Wiley, 1994; S. Buchwald et al., J. Am. Chem Soc. 2001, 123, 7727; S. Kang et al., Synlett 2002, 3, 427; S. Buchwald et al., Org. Lett. 2002, 4, 581中に記載されている。]
[0107] 官能基の変換のための前に言及した反応は、更に、一般的に、M. Smith, J. March, March's Advanced Organic Chemistry, Wiley-VCH, 2001 and in treatises like Houben-Weyl, “Methoden der Organischen Chemie” (Methodsof Organic Chemistry), Georg Thieme Verlag, Stuttgart, Germany, 又は“Organic Reactions”, John Wiley & Sons, New York, 又は R. C. Larock, “Comprehensive Organic transformations”, Wiley-VCH, 2nd ed (1999), B. Trost, I. Fleming (eds.) Comprehensive Organic Synthesis, Pergamon,1991; A. Katritzky, C. Rees, E. Scriven Comprehensive Heterocyclic Chemistry II, Elsevier Science, 1996)のような有機化学のテキストブック中に広範に記載されており、これらの中で、反応及び一次資料文献の詳細を見出すことができる。本件の場合、官能基がピラゾール環に結合するという事実によって、特定の場合には、反応条件を具体的に調整することが必要となるか、又は変換反応中で原則として使用することができる様々な試薬から特定の試薬を選択すること、あるいは、さもなければ、所望の変換を達成するために特定の手段(例えば、保護基技術の使用)をとることが必要となるかもしれない。しかしながら、このような場合、適切な反応バリアントおよび反応条件を見出すことは、当技術分野の当業者にとってなんら問題が生じることはない。]
[0108] 式Iの化合物のピラゾール環の5−位で残基に存在し、ピラゾール環の3−位に存在するCOR102基中の構造エレメントは、上記に概説されている方法を用いて、それ自体、当技術分野の当業者によく知られている手順を用いて下記に概説されている手順のようなパラレル合成方法を用いて連続的な反応工程によって、出発ピラゾール誘導体に導入することができる。]
[0109] ]
[0110] 残基R102は、例えば、式IIの該当するカルボン酸を式HR102の化合物と濃縮することによって、式IIの化合物中に導入することができる[HR102は、式IVのアミンであり、これによって式IIIの化合物が生じる]。]
[0111] ]
[0112] 従って、得られた式IIIの化合物は、すでに所望の最終の基、すなわち、基R102を含むことができ、そしてR100は、式I中で定義されている、それぞれ、式VおよびVI
の基でありえ、又は場合により、このようにして得られた式IIIの化合物中で、残基R102又は残基R102及びR100は、後でそれぞれ、式V及びVIの残基に変換され、所望の式Iの化合物が生じる。]
[0113] ]
[0114] すなわち、上記を考慮すると、残基R102及び式IV中に含まれている残基V’、G’、Q’、J’及びM’は、それぞれ、式Vの残基の意味を有することができ、又は加えて、式IVの残基では、官能基は、また、後で式Vの最終的な基に変換することができる基の形で存在することができ、すなわち、官能基は、前駆体基又は誘導体の形で、例えば、保護形態で存在することができる。式Iの化合物の製造の過程では、通例、その後に所望の官能基に変換する前駆体基の形で、それぞれの合成工程中で所望でない反応または副反応を減少又は防止する官能基を導入するか、あるいは、合成問題に適する保護基ストラティジーによって一時的に官能基をブロックすることは、有利であるか、又は必要でありうる。こうしたストラティジーは、当技術分野の当業者によく知られている(例えば、 Greene and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, Wiley, 1991, 又はP. Kocienski, Protecting Groups, Thieme 1994参照)。前駆体基の例には、シアノ基及びニトロ基がある。このシアノ基は、その後の工程で、カルボン酸誘導体に、又は還元によってアミノメチル基に変換することができる。ニトロ基は、触媒的水素添加のような還元によってアミノ基に変換することができる。保護基は、また、固相の意味を有することができ、そしてこの固相からの開裂は保護基の除去を表す。こうした手法を使用することは、当技術分野の当業者に知られている(Burgess K (Ed.) Solid Phase Organic Synthesis, New York, Wiley, 2000)。例えば、フェノール性のヒドロキシ基は、保護基として役立つトリチル−ポリスチレン樹脂に結合することができ、そしてこの分子は、その後の合成ステージでTFA又は他の酸で処理することによってこの樹脂から開裂される。]
[0115] 式II及びIIIの化合物中のこの残基R100は、最終的には、式Iの所望の標的分子に存在しうる上記に定義されている式VIの基を示していてもよいし、又は後で式VIの基に変換することができる基を示していてもよい[例えば、式VIの基の前駆体基又は誘導体であり、式VI中で官能基が保護されている形で存在しているか、又はR100が水素、酸素原子又は窒素、又は硫黄原子又はピラゾール環の前述した原子をマスキングする保護基を示していてもよい]。]
[0116] 同一又は相異なってもよい式IIの化合物中の残基R101は、例えば、ヒドロキシ又は(C1−C4)−アルコキシであってもよく、すなわち、式IIの化合物中に存在している基COR101は、例えば、式IIIの化合物中で基COR102でありうるアルキルエステルのような遊離のカルボン酸又はそのエステルであってもよい。]
[0117] 基COR101は、また、式HR102の化合物とアミド形成が可能である、カルボン酸のあらゆる他の活性誘導体であってもよい。この基COR101は、例えば、酸クロリド、置換フェニルエステルのような活性化エステル又はチオエステル、イミダゾリドのようなアゾリド、アジドまたは混合無水物、例えば、カルボン酸エステル又はスルホン酸との混合無水物でありうる。こうした誘導体は、すべて、標準的な方法によってカルボン酸から製造することができ、そして標準的な条件の下で、式HR102のアミンと反応することができる。式IIの化合物中で、COR101を代表するカルボン酸基COOHは、例えば、標準的な加水分解の手順によってピラゾール合成中にピラゾール系に導入されるエステル基から得ることができる。]
[0118] 式Iにおいて、基COR102がアミド基である式Iの化合物は、アミン類およびCOR101がカルボン酸基又はそのエステル若しくはチオエステルである式IIの化合物からよく使用されているアミノ化反応によって製造することができる。殊に、アミドの製造の場合には、COR101がカルボン酸基である式IIの化合物は、標準的な条件の下で、ペプチド合成に使用されているよく使用されているカップリング剤によって、アミンである式HR102の化合物と濃縮することができる。こうしたカップリング剤には、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)又はジイソプロピルカルボジイミドのようなカルボジイミド類、カルボニルジイミダゾール(CDI)のようなカルボニルジアゾール類及び類似の試薬、プロピルホスホン酸無水物(propylphosphonic anhydride)、O−((シアノ−(エトキシカルボニル)−メチレン)アミノ)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフフオロボレート(TOTU)、ジエチルホスホリルシアニド(DEPC)又はビス−(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−ホスホリルクロリド(BOP−Cl)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HBTU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HATU)、ブロモ−トリス−ピロリジノ−ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(Pybrop)及び他の多くのものがある。カルボン酸官能性の活性化が、また、行われうることが好ましく、例えば、カルボン酸基を、ジシクロヘキシルカルボジイミド及びペンタフルオロフェノールを用いてペンタフルオロフェニルエステルに変換することによるか、又はペンタフルオロフェニルトリフルオロアセタート、tert−ブチルペンタフルオロフェニルカルボナート、ビス(ペンタフルオロフェニル)カルボナート、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル 4−メチルベンゼンスルホナート、ペンタフルオロフェノール−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート、オクタフルオロアセトフェノンのような試薬を用いることによる。例えば、4−ニトロ−フェニルエステル又は2−ニトロ−フェニルエステルのような他のフェニルエステルへの変換によるカルボン酸官能性の活性化は、また、効果的でありうる。この活性化及びそれに続く式IXの基との反応は、通例、不活性溶媒又は希釈剤の存在下で行われ、例えば、DCM、クロロホルム、THF、ジエチルエーテル、n−ヘプタン、n−ヘキサン、n−ペンタン、シクロヘキサン、ジイソプロピルエーテル、メチルtBuエーテル、アセトニトリル、DMF、DMA、NMP、DMSO、ジオキサン、トルエン、ベンゼン、酢酸エチル又はこうした溶媒の混合物であり、適宜、例えば、カリウムtert−ブトキシド又はトリブチルアミン又はトリエチルアミン又はジイソプロピルエチルアミン又はN−エチルモルホリンのような塩基を加える。]
[0119] ]
[0120] 式Iのピラゾール中に存在する式VIの残基、又は式II又は式IIIのピラゾール中に存在する残基R100、又は式VI又はR100の残基内の官能基が保護された形又は前駆体基の形で存在する残基が、既に先行する工程中、例えば、ピラゾール核の合成中に導入されていない場合は、こうした残基は、例えば、当技術分野の当業者によく知られている標準的なアルキル化手順によってピラゾール系の5−位に導入することができる。こうした反応で使用することができるこの出発ピラゾール誘導体は、5−位に酸素、又は窒素、又は硫黄原子を持っている。上述の原子のアルキル化は、例えば、標準的な条件の下、好ましくは、K2CO3、Cs2CO3、NaH又はKOtBuのような塩基の存在下で式VII又は式R100−LG[ここで、式VIIの基A’中又はこの場合の基LGに結合している基R100中の原子は、アルキル部分の脂肪族炭素原子であり、そしてLGは、脱離基、例えば、塩素、臭素又はヨウ素のようなハロゲン、又はトシルオキシ、メシルオキシ又はトリフルオロメチルスルホニルオキシのようなスルホニルオキシ基である]のアルキル化化合物(alkylating compound)を用いて行うことができる。こうした標準的な手順は、例えば、M. Smith, J. March, March's Advanced Organic Chemistry, Wiley-VCH,
2001; Houben-Weyl, “Methoden der Organischen Chemie” (Methodsof Organic Chemistry), Georg Thieme Verlag, Stuttgart, Germany, 又は“Organic Reactions”, John Wiley & Sons, New York, 又は R. C. Larock, “Comprehensive Organic transformations”, Wiley-VCH, 2nd ed (1999), B. Trost, I. Fleming (eds.) Comprehensive Organic Synthesis, Pergamon,1991のような論文中に記載されている。LGは、例えば、また、アルキル化反応を達成するために、光延手順(O. Mitsunobu, Synthesis 1981, 1)のよく知られている条件の下で、又は更に非常に有益な更なる修正された手順(A. Tunoori, D. Dutta, G. Gunda, Tetrahedron Lett. 39 (1998) 8751; J. Pelletier, S. Kincaid, Tetrahedron Lett. 41 (2000) 797; D. L.Hughes, R. A.Reamer, J. J.Bergan, E. J. J.Grabowski, J. Am. Chem. Soc. 110 (1998) 6487; D. J. Camp, I. D. Jenkins, J. Org. Chem. 54 (1989) 3045; D. Crich, H. Dyker, R. J. Harris, J. Org. Chem. 54 (1989) 257)によって活性化されるヒドロキシ基であってもよい。]
[0121] 式Iのピラゾール中に存在している式VIの残基又は式IIのピラゾール中に存在している残基R100、又は式VI又はR100の残基内の官能基が保護された形又は前駆体基の形で存在している残基は、例えば、当技術分野の当業者によく知られているピラゾールのアミノ化、エーテル化又はチオエーテル化の従来の文献の手順によってピラゾール系の5−位に導入することができる。こうした反応に有用な適切に置換されているピラゾールは、例えば、ハロゲン、トリフラート、ノナフラート、トシラート、アジド、又はジアゾニウム塩のようなピラゾールの5−位に脱離基を持っている。好ましくは、この反応は、K2CO3、Cs2CO3、NaH又はKOtBuのような塩基の存在下で行われる。所望の変換は、また、ハロゲン、ヒドロキシ基(トリフラート又はノナフラートを介して)又は第一級アミン(ジアゾニウム塩を介して)で達成することができるか、あるいは、ピラゾール構造の5−位に存在する該当するスタンナン又はボロン酸に相互変換した後に、パラジウム又はニッケル触媒又は銅塩および例えば、下記に言及されている試薬のような遷移金属によって仲介されて、例えば、−CN、−CF3、−C2F5、エーテル類、酸類、アミド類、アミン類、アルキル−又はアリール−基のような様々な他の官能基に変換することができる(F. Diederich, P. Stang, Metal-catalyzed Cross-coupling Reactions, Wiley-VCH, 1998; or M. Beller, C. Bolm, transition Metals for Organic Synthesis, Wiley-VCH, 1998; J. Tsuji, Palladium Reagents and Catalysts, Wiley, 1996; J. Hartwig, Angew. Chem. 1998, 110, 2154; B. Yang, S. Buchwald, J. Organomet. Chem. 1999, 576, 125; T. Sakamoto, K. Ohsawa, J. Chem. Soc. Perkin Tans I, 1999, 2323; D. Nichols, S. Frescas, D. Marona-Lewicka, X. Huang, B. Roth, G. Gudelsky, J. Nash, J. Med. Chem, 1994, 37, 4347; P. Lam, C. Clark, S. Saubern, J. Adams, M. Winters, D. Chan, A. Combs, Tetrahedron Lett., 1998, 39, 2941; D. Chan, K. Monaco, R. Wang, M. Winters, Tetrahedron Lett. 1998, 39, 2933; V. Farina, V. Krishnamurthy, W. Scott, The Stille Reaction, Wiley, 1994; F. Qing et al. J. Chem. Soc. Perkin Trans. I 1997, 3053; S. Buchwald et al. J. Am. Chem. Soc. 2001, 123, 7727; S. Kang et al. Synlett 2002, 3, 427; S. Buchwald et al. Organic Lett. 2002, 4, 581; T. Fuchikami et al. Tetrahedron Lett. 1991, 32, 91; Q. Chen et al. Tetrahedron Lett. 1991, 32, 7689; M. R. Netherton, G. C. Fu, Topics in Organometallic Chemistry 2005, 14, 85-108.). A. F. Littke, G. F. Fu, Angew. Chem. Int. Ed. 2002, 41, 4176-4211; A. R. Muci, S. L. Buchwald, Topics in Current Chemistry 2002, 219, 131-209)。]
[0122] ]
[0123] 同一又は相異なりうる、式VIIIの化合物中の残基R103は、例えば、ヒドロキシ又は(C1−C4)−アルコキシであってもよく、すなわち、式VIIIの残基中に存在している基が、例えば、アルキルエステルのような遊離のカルボン酸基又はそのエステルでありうる。こうした基は、また、式IXの化合物とのアミド結合形成を可能にするカルボン酸基のあらゆる他の活性化された誘導体でありうる。この基COR103は、例えば、アシルクロリド、置換フェニルエステルのような活性化エステル、イミダゾリドのようなアゾリド、アシルアジド又は混合無水物[例えば、炭酸エステルとの又はスルホン酸との混合無水物]でありうる。こうした誘導体はすべて、標準的な手順によってカルボン酸基から製造することができ、そして、標準的な条件の下、式IXのアミンと反応させることができる。こうしたカップリング剤は、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)又はジイソプロピルカルボジイミドのようなカルボジイミド類、カルボニルジイミダゾール(CDI)のようなカルボニルジアゾール類及び類似の試薬、プロピルホスホン酸無水物、O−((シアノ−(エトキシカルボニル)−メチレン)アミノ)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TOTU)、ジエチルホスホリルシアニド(DEPC)又はビス−(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−ホスホリルクロリド(BOP−Cl)及び次の他の多くのものがある。O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HBTU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HATU)、ブロモ−トリス−ピロリジノ−ホスホニウムヘキサフルオロホスファート(Pybrop)。]
[0124] カルボン酸官能基の活性化が、また、行われうることが好ましく、例えば、カルボン酸基を、ジシクロヘキシルカルボジイミド及びペンタフルオロフェノールを用いてペンタフルオロフェニルエステルに変換することによるか、又はペンタフルオロフェニルトリフルオロアセタート、tert−ブチルペンタフルオロフェニルカルボナート、ビス(ペンタフルオロフェニル)カルボナート、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル 4−メチルベンゼンスルホナート、ペンタフルオロフェノール−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート、オクタフルオロアセトフェノンのような試薬を用いることによる。例えば、4−ニトロ−フェニルエステル又は2−ニトロ−フェニルエステルのような他のフェニルエステルへの変換によるカルボン酸官能基の活性化は、また、効果的でありうる。この活性化及びそれに続く式IXの化合物との反応は、通例、不活性溶媒又は希釈剤の存在下で行われ、それは、例えば、DCM、クロロホルム、THF、ジエチルエーテル、n−ヘプタン、n−ヘキサン、n−ペンタン、シクロヘキサン、ジイソプロピルエーテル、メチルtBuエーテル、アセトニトリル、DMF、DMA、NMP、DMSO、ジオキサン、トルエン、ベンゼン、酢酸エチル又はこうした溶媒の混合物であり、適宜、例えば、カリウムtert−ブトキシド又はトリブチルアミン又はトリエチルアミン又はジイソプロピルエチルアミン又はN−エチルモルホリンのような塩基を加える。式VIIIの残基の中で、COR103を代表するカルボン酸基COOHは、例えば、加水分解又は水素添加のような標準的な脱保護手順によってピラゾール合成中にピラゾール系に導入されるエステル基から得ることができる。COR103がカルボン酸基である式VIIIの残基とのアミド結合の形成の場合、それは、標準的な条件の下、ペプチド合成で使用される一般的なカップリング試薬によって、アミンである式IXの化合物と濃縮することができる。]
[0125] ]
[0126] こうして得られた式VII、VIII、IX及びXの残基は、既に所望の最終的な基を含むことができ、すなわち、基E’、Z’、A’、B’、V’、G’及びM’は、式I中で定義されている式V及びVIの基でありうるか、場合により、その後こうして得られた式IIIの化合物では、残基又は残基R102及びR100は、それぞれ、式V及びVIの残基に変換され、式Iの所望の化合物を生ぜしめる。すなわち、その中に含まれている式VII、VIII,IX及びXの残基は、それぞれ、上記に与えられた式V及びVIの残基の意味を有することができ、又は加えて、式VII、VIII、IX及びXの残基はまた、その後式VおよびVIの最終的な基に変換されうる基の形で存在することもでき、すなわち、官能基は、前駆体基又は誘導体の形、例えば、保護された形で存在することができる。式Iの化合物の製造の過程では、通例、その後に所望の官能基に変換する前駆体基の形で、それぞれの合成工程中で所望でない反応または副反応を減少又は防止する官能基を導入するか、あるいは、合成問題に適する保護基ストラティジーによって一時的に官能基をブロックすることは、有利であるか、又は必要でありうる。こうしたストラティジーは、当技術分野の当業者によく知られている(例えば、 Greene and Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, Wiley, 1991, 又はP. Kocienski, Protecting Groups, Thieme 1994参照)。保護基は、また、固相の意味を有することができ、そしてこの固相からの開裂は保護基の除去を表す。こうした手法を使用することは、当技術分野の当業者に知られている(Burgess K (Ed.) Solid Phase Organic Synthesis, New York, Wiley, 2000)。]
[0127] 上記の変換中に、位置異性体が生じうるが、それにもかかわらず、こうした位置異性体の混合物は、例えば、分取HPLCのような現代の分離手法によって分離することができる。]
[0128] この発明の化合物は、血小板ADPP2Y12受容体アンタゴニストであり、血小板ADP P2Y12受容体活性の血小板凝集作用に拮抗する。特に、それらは、P2Y12受容体の高度に活性なアンタゴニストである。それらは、活性化又は阻害を所望しない他の受容体の活性を実質的に阻害又は促進しないので、特異的な血小板ADP受容体アンタゴニストである。式Iの化合物の活性は、例えば、下記に記載されているアッセイ、又は当技術分野の当業者に知られている他のインビトロ、エキソビボ、又はインビボアッセイで決定することができる。例えば、化合物がP2Y12受容体と結合する能力が、Gachet, C. et al., Br. J. Haemotol. (1995), 91, 434-444 and Mills, D. C., Thromb. Haemost (1996), 76, 835-856中に記載されている方法と同様な方法によって決定することができる。P2Y12結合親和性に関して、本発明の好ましい実施態様は、記載されているアッセイにおいて決定されているように、P2Y12結合親和性に対してIC50<1mMを有し、そしてその阻害又は活性化を所望しない(このアンタゴニストと同じ濃度を用いる)、好ましくは血小板凝集及び線維素溶解に関与している他の受容体の活性に実質的に影響を与えない化合物を含んでなる。この化合物が血小板のADPによって誘発される凝集を阻害する能力は、R. G. Humphries et al., Br. J. Pharm. (1995), Vol. 115, pp. 1110-1116 及び J. F. Mustard et al. Methodsin Enzymology, Vol. 169, p. 3 中に記載されている方法と同様な方法及び下記に記載されている方法によって測定することができる。この化合物が、インビボ又はエキソビボで血栓形成を阻害する能力は、J. M. Herbert et al., Cardiovasc. Drug Rev. (1993), 11, 180-198 又は J. D. Folts et al.,Circulation (1976), 54, 365中に記載されている方法と同様な方法によって測定することができる。こうしたアッセイの結果によって、本発明化合物は、血小板アデノシンジホスファート受容体の機能的アンタゴニストであり、それ故血小板凝集及び血栓形成を阻害するために有用であることがはっきりと示されている。]
[0129] 血小板ADPP2Y12受容体アンタゴニストとして、式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグは、血小板ADP P2Y12受容体の活性が、その病態において役割を演じるか、又は好ましくない程度を有し、又はP2Y12受容体を阻害するか、又はその活性を低下させることによって影響が及ぼされうることが好ましく、又はその病態を防止、軽減または治療することに、血小板ADP P2Y12受容体の阻害又はその活性の低下が医師によって所望されている、病態を治療及び予防することに一般的に適している。血小板ADP P2Y12受容体の阻害は、血小板活性、血小板凝集及び血小板脱顆粒に影響を及ぼし、そして血小板脱凝集を促進するので、式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグは、一般的に血液血栓形成を減少させることに、又は血小板ADP P2Y12受容体の活性が、その病態において役割を演じるか、又は好ましくない程度を有し、又はP2Y12受容体を阻害するか、又はその活性を低下させうることによって影響が及ぼされることが好ましい、その病態の防止、軽減または治療することに、又は血小板ADPP2Y12受容体の阻害又はその活性の低下が医師によって所望されている、病態を治療及び予防することに一般的に適している。従って、この発明の特定の対象は、有効な量の式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグを投与することによる、特に個体における好ましからざる血栓形成の減少又は阻害であり、並びにその医薬製剤である。]
[0130] この発明は、また、医薬(pharmaceuticals)(すなわち、薬剤(medicament))として使用するための、式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグ、P2Y12受容体を阻害するか、又は血小板活性化、血小板凝集及び血小板脱顆粒及び血小板脱凝集の促進、炎症性応答に影響を及ぼす医薬の製造のための式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグの使用、又は上記又は下記に言及されている疾患の治療又は予防のための使用、例えば、心臓血管疾患、血栓塞栓疾患又は再狭窄を治療及び予防する医薬の製造のための使用に関する。本発明は、また、P2Y12受容体を阻害するか、又は血小板活性、血小板凝集及び血小板脱顆粒に影響を及ぼし、そして血小板脱凝集を促進するか、又は上記又は下記に言及した疾患の治療又は予防、例えば、心臓血管疾患、血栓塞栓疾患又は再狭窄の治療及び予防において使用するための式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグの使用、及び前期治療及び予防方法を含むこうした目的を照準とする処置方法に関する。この発明は、また、通例の薬学的に許容される担体、すなわち、一つ又はそれより多い薬学的に許容される担体物質又は賦形剤及び/又は補助的物質若しくは添加剤に加えて、有効な量の少なくとも一つの式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグを含む医薬製剤(pharmaceutical preparation)(又は医薬組成物(pharmaceutical composition)に関する。]
[0131] 本発明は、また、異常血栓形成、急性心筋梗塞、不安定狭心症、血栓塞栓症、血栓溶解療法若しくは経皮経管冠動脈形成術(PTCA)、一過性脳虚血発作、脳卒中、間欠性跛行、若しくは冠若しくは末梢動脈バイパス移植に関連する急性血管閉塞、血管内腔狭窄、冠状動脈又は静脈血管形成術後の再狭窄、長期の血管透析患者における血管アクセス開存性の維持(maintenance of vascular access patency in long-term hemodialysis patients)、腹部、膝若しくは股関節部の手術後の下肢の静脈に起こる病的血栓形成、腹部、膝若しくは股関節部の手術後の下肢の静脈に起こる病的血栓形成、肺血栓塞栓症の危険性、又は敗血症ショック、特定のウイルス性感染症若しくはがんの間の血管系に起こる全身性播種性血管内コアギュラトパシー(disseminated systemic intravascular coagulatopathy occurring in vascular systems during septic shock)ような疾患状態の処置に関する。]
[0132] この発明の化合物は、また、炎症反応を減少させるのに用いることができる。式Iの化合物が使用できる処置又は予防の特定の疾患の実例には、冠動脈心臓疾患、心筋梗塞、狭心症、血管再狭窄(例えば、PTCAのような血管形成術の後の血管再狭窄)、成人呼吸窮迫症候群、多臓器不全及び播種性血管内凝固障害がある。手術に伴う関連合併症の実例には、深部静脈及び近位静脈血栓のような血栓症があり、これは手術後に起こりうる。]
[0133] 式Iの化合物及びその生理学的に許容される塩及びそのプロドラッグは、動物、好ましくは哺乳類、特にヒトに治療又は予防のための医薬として投与することができる。これらは、これ自体で投与してもよいし、又は互いの混合物、又は医薬製剤の形で投与してもよく、これは、経腸又は非経口投与が可能である。]
[0134] この医薬は、経口的、例えば、ピル、錠剤、ラッカー錠剤(lacquered tablets)、被覆錠剤、顆粒、ハード及びソフトゼラチンカプセル、溶液、シロップ、エマルション、懸濁液又はエアロゾル混合物の形態で投与することができる。しかしながら、投与は、また、例えば、坐剤の形である直腸的、又は、非経口的、例えば、静脈内、筋肉内又は皮下(注射溶液又は点滴溶液の形で)、マイクロカプセル、インプラント又はロッド(rods)、又は経皮的又は局所的(例えば、軟膏、溶液又はチンキ剤の形で)、または他の方法(例えば、エアゾール又は鼻スプレーの形で)で行われる。]
[0135] 本発明による医薬製剤は、式Iの化合物(compound(s))及び/又はその(それらの)生理学的に許容される塩及び/又はその(それらの)プロドラッグに加えて薬学的に許容される不活性な無機及び/又は有機担体を用いて、それ自体、当技術分野の当業者に知られており、普通の方法で調製される。ピル、錠剤、被覆錠剤及びハードゼラチンカプセルの製造の場合には、例えば、乳糖、とうもろこし澱粉またはその誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩などを使用することができる。ソフトゼラチンカプセル及び座薬の担体には、例えば、油脂、ワックス、半固体体及び液体ポリオール、天然又は硬化油などがある。溶液、例えば、注射用液体、又はエマルションまたはシロップの製造のための好適な担体には、例えば、水、食塩水、アルコール、グリセロール、ポリオール、蔗糖、転化糖、ブドウ糖、植物油、などがある。マイクロカプセル、インプラント、又はロッドのための好適な担体には、例えば、グリコール酸及び乳酸の共重合体がある。この医薬製剤は、通例、約0.5%〜90%(重量)の式Iの化合物及び/又はそれらの生理学的に許容される塩及び/又はそれらのプロドラッグを含む。医薬製剤中の式Iの活性成分及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグの量は、通例、約0.5mg〜約1000mgであり、好ましくは約1mg〜約500mgである。]
[0136] 式Iの活性成分及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグ及び担体物質に加えて、医薬製剤は、例えば、増量剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、湿潤剤、安定剤、乳化剤、保存剤、甘味剤、着色剤、矯味矯臭剤、芳香剤、増粘剤、希釈剤、バッファー物質、溶媒、可溶化剤、貯留効果(depot effect)を達成する薬剤、浸透圧を変化させる塩、コーティング剤又は抗酸化剤のような添加物を含むことができる。それらは、また、二つ又はそれより多い式Iの化合物及び/又はそれらの生理学的に許容される塩及び/又はそれらのプロドラッグを含むことができる。医薬製剤が二つ又はそれより多い式Iの化合物を含む場合は、一つ一つの化合物の選択は、医薬製剤の特定の全体の薬理学的プロファイルを意図することができる。例えば、作用持続時間がより短い高度に強力な化合物は、効力の低い長時間作用型の化合物と組み合わせることができる。式Iの化合物中の置換基の選択に関して可能であるフレキシビリティーによって、化合物の生物学的及び物理化学的特性に対する多くの制御が可能となり、すなわち、こうした所望の化合物の選択が可能となる。更に、少なくとも一つの式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩及び/又はそのプロドラッグに加えて、医薬製剤では、また、一つ又はそれより多い他の治療的に又は予防的に活性な成分を含むことができる。]
[0137] 式Iの化合物を用いる場合、投与量は、広範な範囲内で変化しうるが、このことは、通常起こりうることであり、医師に知られているところであり、それぞれの個体の場合に、それぞれの状態に合わせることが可能である。これは、例えば、使用される特定の化合物、処置される疾患の性質及び重篤度、投与様式及びスケジュール、又は急性か、又は慢性状態が処置されるのかどうか、又は予防が行われるか否かに左右される。適切な投与量は、医学分野においてよく知られている臨床アプローチを用いて確立することができる。一般に、約75kgの体重である成人において所望の結果を達成するための一日投与量は、0.01mg/kg〜100mg/kg、好ましくは、0.1mg/kg〜50mg/kg、特に、0.1mg/kg〜10mg/kg(それぞれの場合、体重1kg当たりのmg)である。一日の投与量は、特に、比較的多量投与の場合、数回、例えば、2、3又は4回の部分投与に分割することができる。通常の通り、個々の挙動(behaviour)次第で、指示された一日の投与量を上方又は下方に逸脱させることが必要でありうる。]
[0138] この発明の化合物は、単独又は一つ若しくはそれより多い更なる治療剤と組み合わせて投与することができる。こうした他の薬剤は、抗凝固剤又は凝固阻害剤、他の抗血小板又は血小板阻害剤、あるいは血栓溶解又は線維素溶解剤を含むが、それらには限定されない。]
[0139] “組み合わせで投与する(administered in combination)”又は“組み合わせ療法(combination therapy)”とは、この発明の化合物と、一つ又はそれより多い更なる治療剤が、処置されるべき哺乳類に同時に投与されることを意図している。組み合わせて投与される場合は、各成分は、同時でもよいし、又は異なる時点で任意の順番で順に投与してもよい。すなわち、各成分は、分離して投与することができるが、所望の治療効果を提供するように、時間的には十分接近して投与することができる。]
[0140] こうした化合物と組み合わせて使用する好適な抗不整脈剤の実例には、次のものが含まれる:クラスI薬(例えば、プロパフェノン);クラスII薬(例えば、カルバジオール及びプロプラノロール);クラスHI薬(例えば、ソタロール、ドフェチリド、アミオダロン、アジミリド、及びイブチリド);クラスIV薬(例えば、ジチアゼム、及びベラパミル);K+チャネル開口薬(例えば、IAch阻害薬)、及びIkur阻害薬(例えば、WO 01/40231中に開示されているものなどの化合物)。]
[0141] この発明の化合物と組み合わせて使用する好適な降圧剤の実例には、次のものが含まれる:アルファアドレナリンブロッカー;ベータアドレナリンブロッカー;カルシウムチャネルブロッカー(例えば、ジルチアゼム、ベラパミル、ニフェジピン、アムロジピン、及びミベフラジル);利尿薬(例えば、クロロチアジド、ヒドロクロロチアジド、フルメチアジド、ヒドロフルメチアジド、ベンドロフルメチアジド、メチルクロロチアジド、トリクロロメチアジド、ポリチアジド、ベンズチアジド、エタクリン酸トリクリナフェン、クロルタリドン、フロセミド、ムゾリミン、ブメタニド、トリアムテレン、アミロリド、スピロノラクトン);レニン阻害剤;アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤(例えば、カプトプリル、ゾフェノプリル、フォシノプリル、エナラプリル、セラノプリル、シラゾプリル、デラプリル、ペントプリル、キナプリル、ラミプリル、リシノプリル);アンジオテンシンAT−I受容体アンタゴニスト(例えば、ロサルタン、イルベサルタン、バルサルタン);ET−A受容体アンタゴニスト(例えば、シタクスセンタン、アトルセンタン、及び米国特許第5,612,359号及び6,043,265号中開示されている化合物);デュアルET−A/AT−Iアンタゴニスト(例えば、WO 00/01389中に開示されている化合物);中性エンドペプチダーゼ(NEP)阻害剤;バソペプシダーゼ阻害剤(vasopepsidase inhibitors)(デュアルNEP−ACE阻害剤)(例えば、オマパトリラート、ゲモパトリラート、及びニトレート類(nitrates));及びβ−ブロッカー(例えば、プロパノロール、ナドロール、又はカルベジロール)。]
[0142] この発明の化合物と組み合わせて使用する好適な他の抗血小板剤の実例には、アセトアミノフェン、アスピリン、コデイン、ジクロフェナック、ドロキシカム、フェンタニル、イブプロフェン、インドメタシン、ケトロラック(ketorolac-)、メフェナメート(mefenamate)、モルヒネ(morphine)、ナプロキセン、フェナセチン、ピロキシカム、スフェンタニル、スルフィンピラゾン、スリンダク、及びその薬学的に許容される塩又はプロドラッグのような種々の公知の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)が含まれるが、これらには限定されない。このNSAIDSの中で、アスピリン(アセチルサルチル酸、すなわちASA)及びピロキシカムが好ましい。他の好適な血小板阻害剤には、糖タンパク質Ilb/IIIaブロッカー(例えば、アブシキシマブ、エプチフィバチド、チロフィバン、インテグレリン)、トロンボキサン−A2−受容体アンタゴニスト(例えば、イフェトロバン)、トロンボキサン−A2−合成酵素阻害剤、ホスフォジエステラーゼ−III(PDE−III)阻害剤(例えば、ジピリダモール、シロスタゾール)、及びPDEV阻害剤(例えば、シルデナフィル)、プロテアーゼ−活性化受容体1(PAR−I)アンタゴニスト(例えば、SCH−530348、SCH−203099、SCH−529153、及びSCH−205831)、及びその薬学的に許容される塩又はプロドラッグが含まれる。]
[0143] この発明の化合物と組み合わせて使用する好適な抗凝固剤の実例には、ワーファリン及びヘパリン(エノキサパリン及びダルテパリンのような未分画ヘパリンか、又は任意の商業的に入手可能な低分子量ヘパリン、例えば、ロベノックス(LOVENOXTM)、合成ペンタサッカリド、ヒルジン及びアルガトロバンを含む直接作用トロンビン阻害剤(direct acting thrombin inhibitor)、VIIa因子阻害剤、IXa因子阻害剤、Xa因子阻害剤(例えば、アリクストラ(ArixtraTM))、アピキサバン、リバロキサバン、LY−517717、DU−176b、DX−9065a、及びWO98/57951、WO 03/026652、WO 01/047919、及びWO 00/076970に開示されているもの)、XIa因子阻害剤、及び当技術分野で知られている活性化TAFI及びPAI−I阻害剤が含まれる。トロンビン阻害剤(又は抗トロンビン剤)という用語は、本明細書中で使用されている場合、セリンプロテアーゼトロンビンの阻害剤を意味する。トロンビンを阻害することによって、トロンビン介在性血小板活性(すなわち、例えば、血小板凝集及び/又はセロトニンを含む血小板顆粒含量の放出(secretion)及び/又はフィブリン形成のような様々なトロンビン介在性プロセスが破壊される。多くのトロンビン阻害剤が、当技術分野の当業者に知られており、そしてこうした阻害剤は、この化合物と組み合わせて使用されることが意図される。こうした阻害剤には、ボロアルギニン誘導体、ボロペプチド類、ヘパリン類、ヒルジン、アルガトロバン、ダビガトラン、AZD−0837、及びWO 98/37075及びWO 02/044145中に開示されているもの、及びその薬学的に許容される塩およびプロドラッグが含まれるが、それらには限定されない。ボロアルギニン誘導体及びボロペプチドは、ボロン酸のN−アセチル及びペプチド誘導体、例えば、リシン、オルニチン、アルギニン、ホモアルギニン及びその対応するイソチオウロニウムアナログのC−末端a−アミノボロン酸誘導体を含む。ヒルジンという用語は、本明細書中で使用されている場合、例えば、ジスルファトヒルジン(disulfatohirudin)のようなヒルジンの適切な誘導体又はアナログを含み、本明細書では、ヒルログ(hirulogs)と呼ぶ。]
权利要求:

請求項1
すべての下記の化合物の立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、式I;{式中、Eは、1個の窒素原子及び0、1、2、又は3個までの窒素、硫黄又は酸素から選択される更なるヘテロ原子を含む、3〜10員のヘテロサイクリック残基[ここで、該ヘテロサイクリック残基は、単環式、二環式又はスピロ−ヘテロ環であり、且つその窒素原子によって、カルボニル炭素原子と結合しており、そしてここで、該ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Dは、1)1、2、又は3個の窒素、硫黄又は酸素から選択されるヘテロ原子を含む、3〜15員のヘテロサイクリック残基[ここで、該ヘテロサイクリック残基は、単環式又は二環式であり、そしてここで、該ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]、2)−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5又は6回置換されている]、3)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]、又は4)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]であり、Qは、1)共有結合、2)−(C2−C10)−アルケニレン−、3)−(C2−C10)−アルキニレン−、4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−NR10−(C0−C4)−アルキレン−、16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、21)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル、又は22)−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、単環式又は二環式であり、そして3〜15個の環炭素原子を含み、そしてここで、1個又はそれより多い環炭素原子は、1、2、3又は4個の窒素、硫黄又は酸素から選択されるヘテロ原子によって置き換えられており、そしてここで、該ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており;そしてここで、アルキル残基は、非置換であり、そしてここで、該ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており;そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、−OH;若しくは−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2又は−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Jは、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−フルオロアルキレン−CH2−O−(C1−C4)−アルキル、4)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、5)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、6)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、9)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−R10、11)−(C0−C4)−アルキレン−S−R10、12)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、13)−(C0−C4)−アルキレン−SOt−N(R11)−R12[ここで、tは、1又は2である]、14)−(C0−C4)−アルキレン−SOw−N(R11)−R13[ここで、wは、1又は2である]、15)−(C0−C4)−アルキレン−R22、16)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、17)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は18)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Zは、1)−(C0−C8)−アルキレン−、2)−(C2−C10)−アルケニル−、3)−(C2−C10)−アルキニル−、4)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、6)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、7)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、8)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、9)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、13)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、14)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、15)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、16)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、又は17)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−であり、Aは、共有結合、−(C3−C8)−アルキレン、−(C3−C8)−シクロアルキレン又は−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、単環式又は二環式であり、且つ3〜15個の環炭素原子を含み、そしてここで、1個又はそれより多い環炭素原子は、窒素、硫黄又は酸素から選択される1、2、3又は4個のヘテロ原子によって置き換えられている]であり、Bは、1)共有結合、2)−(C2−C10)−アルケニル−、3)−(C2−C10)−アルキニル−、4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、又は21)−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、単環式又は二環式であり、そして3〜15個の環炭素原子を含み、そしてここで、1個又はそれより多い環炭素原子は、1、2、3又は4個の窒素、硫黄又は酸素から選択されるヘテロ原子によって置き換えられており、そしてここでヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており、そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、−OH;若しくは −(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2若しくは−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Vは、単環式又は二環式の3〜15員のヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Gは、1)共有結合、2)−(C2−C10)−アルケニル−、3)−(C2−C10)−アルキニル−、4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、又は21)−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、単環式又は二環式であり、そして3〜15個の環炭素原子を含み、そしてここで1個又はそれより多い環炭素原子は、1、2、3又は4個の窒素、硫黄又は酸素から選択されるヘテロ原子によって置き換えられており、ここでヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており;そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、ハロゲン、−NH2、−OH又は−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2若しくは−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Mは、1)水素原子、2)−(C1−C8)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C1−C8)−アルキレン−N(R10)2、4)−C(O)−O−R12、5)−C(O)−N(R11)−R12、6)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、該シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、7)−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、R14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は8)単環式又は二環式の3〜15員のヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、R1は、水素原子又は−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R10又は−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R10であり、R2は、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、4)ハロゲン、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、又は6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、二つの−OR10残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員の環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成していてもよく、二つの−(C1−C6)−アルキル残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員のシクロアルキル環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成していてもよく、R3は、1)水素原子、2)ハロゲン、3)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、4)=O、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19[ここで、R19は、a)水素原子、b)−(C1−C4)−アルキル(ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)、c)−(C3−C8)−シクロアルキル(ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)、d)フェニル(ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)、e)−CF3、又はf)−CHF2である]、7)−NO2、8)−CN、9)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−フルオロアルキレン−CH2−O−(C1−C4)−アルキル、10)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、14)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、15)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、16)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N[(C0−C4)−アルキレン]−R13[ここで、アルキル及びシクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、17)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N[(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル]−R13[ここで、アルキル及びシクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、18)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12、19)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、20)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−R10、21)−(C0−C4)−アルキレン−S−R10、22)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、23)−(C0−C4)−アルキレン−SOt−N(R11)−R12[ここで、tは、1又は2である]、24)−(C0−C4)−アルキレン−SOw−N(R11)−R13[ここで、w、は1又は2である]、25)−(C0−C4)−アルキレン−SOu−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R10[ここで、uは、1又は2である]、26)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、27)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、28)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、29)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、30)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、31)−(C0−C4)−アルキレン−N(R13)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は32)−(C0−C4)−アルキレン−N(R13)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、R4は、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、4)ハロゲン、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は7)−(C0−C4)−アルキレン−R13であり、R10及びR20は、互いに独立して、水素原子、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル又は−(C1−C3)−フルオロアルキルであり、R11及びR12は、互いに独立して、同一又は相異なり、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−O−R17、4)−SOt−R10[ここで、tは、1又は2である]、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、6)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキレン及びシクロアルキルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、7)−(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アルキレン及びアリールは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって一、二若しくは三置換されている]、又は8)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、アルキレン及びヘテロシクリルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって一、二若しくは三置換されている]であるか、又はR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって4、5、6、7又は8員の単環式ヘテロサイクリック環[この環は、窒素原子に加えて、酸素、硫黄及び窒素から選択される一つ又は二つの同一又は相異なる環ヘテロ原子を含んでいてもよく、そしてここで該環は、非置換であるか、又は環原子の数に応じて、R13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成し、R13は、ハロゲン、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C2−C10)−アルケニル−、−(C2−C10)−アルキニル−、−O−CF3、−Si−(CH3)3、−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、−N(R10)−S(O)u−R10[ここで、uは、1又は2である]、−SOr−R10[ここで、rは、1又は2である]、−S(O)v−N(R10)−R20[ここで、vは、1又は2である]、−S−R10、−C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−(C1−C8)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、−NH−C(O)−NH−R10、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、−O−R15、−(C1−C3)−フルオロアルキル、−NH−C(O)−O−R10、又は−(C0−C4)−アルキレン−R22であり、R14は、ハロゲン、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−CN、−NH2、−S−R18、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−NH2、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−(C1−C3)−フルオロアルキル、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−N(R18)−R21、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−N(R18)−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−N(R18)−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−(C2−C10)−アルケニル、又は−(C2−C10)−アルキニル[ここで、R18及びR21は、互いに独立して、水素原子、−(C1−C3)−フルオロアルキル又は−(C1−C6)−アルキルである]であり、R15及びR16は、互いに独立して、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、又はそれらが結合している炭素原子と一緒になって−(C3−C6)−シクロアルキル[この−(C3−C6)−シクロアルキルは、非置換であるか、又はR10によって一、二若しくは三置換されている]を形成し、R17は、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、又は−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、該シクロアルキル環は、非置換であるか、又は−OH、−O−(C1−C4)−アルキル又はR10によって、1、2若しくは3回置換されている]であり、そしてR22は、次のリスト[ここで、Meは、メチルである]からの残基である}式Iの化合物、及びその生理学的に許容される塩。
請求項2
式Iにおいて、Eは、アザ−ビシクロヘプタン、アザ−ビシクロヘキサン、アザ−ビシクロオクタン、アザ−スピロヘプタン、アザ−スピロヘキサン、アザ−スピロオクタン、アザ−スピロペンタン、アゼパン、アゼピン、アゼチジン、アジリジン、デカヒドロ−キノリン、ジアザ−ビシクロヘキサン、ジアザ−ビシクロヘプタン、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,2−ジアザパン、ジアザ−スピロヘキサン、ジアザ−スピロオクタン、ジアザ−スピロペンタン、ジアザ−スピロヘプタン、1,3−ジアゼパン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジヒドロアゼピン、2,3−ジヒドロ−1H−インドール、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン、6,7−ジヒドロ−4H−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、ジヒドロ−ピリダジン、ジヒドロ−オキサゼピン、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾール、6,7−ジヒドロ−4H−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピリジン、ジオキサゾール、ヘキサヒドロ−ピリダジン、ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリン、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソキノリン、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾリン、イソオキオサゾリジン、ケトピペラジン、モルホリン、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサ−チエパン、オキサゼピン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロ−アゼピン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、1,2,3,4−テトラヒドロピラジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、テトラヒドロ−ピリダジン、テトラヒドロピリジン、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、1,4,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエタン、チオモルホリン、トリアザ−スピロオクタン、トリアゼパン、1,2,4−トリアジナン及び1,3,5−トリアジナンから選択される3〜10員のヘテロサイクリック残基[ここで、該ヘテロサイクリック残基は、その窒素原子によってカルボニル炭素原子と結合し、そしてここで該ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Dは、1)アクリジニル、アザベンゾイミダゾリル、アザ−ビシクロヘプタニル、アザ−ビシクロヘキサニル、アザ−ビシクロオクタニル、8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタニル、アザスピロデカニル、アザ−スピロヘプタニル、アザ−スピロヘキサニル、アザ−スピロオクタニル、アザ−スピロペンタニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾオキサゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロ−キノリニル、ジアザ−ビシクロヘキサニル、ジアザ−ビシクロヘプタニル、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、1,2−ジアザパニル、ジアザ−スピロヘキサニル、ジアザ−スピロオクタニル、ジアザ−スピロペンタニル、ジアザ−スピロヘプタニル、1,3−ジアゼパニル、1,4−ジアゼパニル、1,2−ジアゼピニル、1,3−ジアゼピニル、1,4−ジアゼピニル、ジヒドロアゼピニル、ジヒドロフロ[2,3−b]テトラヒドロフラニル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリニル、6,7−ジヒドロ−4H−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、ジヒドロ−ピリダジニル、ジヒドロ−オキサゼピニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾリル、6,7−ジヒドロ−4H−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピリジニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、3,3−ジオキソ[1,3,4]オキサチアジニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、ヘキサヒドロ−ピリダジン、ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリン、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、オキサゼピニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、オキセタニル、オキソカニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、1H−ピロロピリジニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、テトラヒドロピラニル、1,2,3,4−テトラヒドロピラジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、テトラヒドロ−ピリダジニル、テトラヒドロ−ピリジニル、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジニル、1,4,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、テトラゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェノリル、チオフェニル、チオピラニル、トリアザ−スピロオクタニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、及びキサンテニルから選択される3〜15員のヘテロサイクリック残基[ここで、該ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5又は6回置換されている]、2)−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、フェニル、ナフチル、ビフェニリル、インダニル、アントリル又はフルオレニルから選択され、ここで該アリール残基は、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]、3)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]、又は4)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5若しくは6回置換されている]であり、Qは、1)共有結合、2)−(C2−C10)−アルケニレン−、3)−(C2−C10)−アルキニレン−、4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−NR10−(C0−C4)−アルキレン−、16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、21)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル、又は22)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、該ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており;そしてここで、アルキル残基は、非置換であり、そしてここで該ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている;そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、−OH;若しくは−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2又は−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり;Jは、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−フルオロアルキレン−CH2−O−(C1−C4)−アルキル、4)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、5)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、6)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、9)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−R10、11)−(C0−C4)−アルキレン−S−R10、12)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、13)−(C0−C4)−アルキレン−SOt−N(R11)−R12[ここで、tは、1又は2である]、14)−(C0−C4)−アルキレン−SOw−N(R11)−R13[ここで、wは、1又は2である]、15)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、16)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は17)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Zは、1)−(C0−C8)−アルキレン−、2)−(C2−C10)−アルケニル−、3)−(C2−C10)−アルキニル−、4)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、6)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、7)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、8)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、9)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、13)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、14)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、15)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、16)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、又は17)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−であり、Aは、共有結合、−(C3−C8)−アルキレン、−(C3−C8)−シクロアルキレン又は−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りである]であり、Bは、1)共有結合、2)−(C2−C10)−アルケニル−、3)−(C2−C10)−アルキニル−、4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、又は21)−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており、そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、−OH;若しくは−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、又は−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Vは、単環式又は二環式の3〜15員のヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Gは、1)共有結合、2)−(C2−C10)−アルケニル−、3)−(C2−C10)−アルキニル−、4)−(C0−C4)−アルキレン−CH(OH)−(C0−C4)−アルキレン−、5)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−、6)−(C0−C4)−アルキレン−O−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、10)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、12)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、13)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、14)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、15)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、16)−(C0−C4)−アルキレン−S−(C0−C4)−アルキレン−、17)−(C0−C4)−アルキレン−S(O)−(C0−C4)−アルキレン−、18)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−(C0−C4)−アルキレン−、19)−(C0−C4)−アルキレン−SO2−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−、又は21)−(C0−C4)−アルキレン−ヘテロシクリル−(C0−C4)−アルキレン−[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されており;そしてここで、アルキル残基は、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2、−OH若しくは−(C3−C6)−シクロアルキル(ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はハロゲン、−NH2若しくは−OHによって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている)によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Mは、1)水素原子、2)−(C1−C8)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C1−C8)−アルキレン−N(R10)2、4)−C(O)−O−R12、5)−C(O)−N(R11)−R12、6)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、該シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、7)−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は8)単環式又は二環式の3〜15員のヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、R1は、水素原子又は−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−NH−R10又は−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−R10であり、R2は、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、4)ハロゲン、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、又は6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、二つの−OR10残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員の環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3又は4回置換されるている]を形成していてもよく、二つの−(C1−C6)−アルキル残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員のシクロアルキル環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成していてもよく、R3は、1)水素原子、2)ハロゲン、3)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、4)=O、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19[ここで、R19は、a)水素原子、b)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、c)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、d)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、e)−CF3、又はf)−CHF2である]、7)−NO2、8)−CN、9)−(C0−C4)−アルキレン−O−CH2−(C1−C3)−フルオロアルキレン−CH2−O−(C1−C4)−アルキル、10)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、11)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、12)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、13)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキレン−O−C(O)−O−R17[ここで、−(C1−C4)−アルキレンは、非置換であるか、又はR15によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、14)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、15)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、16)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N[(C0−C4)−アルキレン]−R13[ここで、アルキル及びシクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、17)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N[(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル]−R13[ここで、アルキル及びシクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、18)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R12、19)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、20)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−R10、21)−(C0−C4)−アルキレン−S−R10、22)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、23)−(C0−C4)−アルキレン−SOt−N(R11)−R12[ここで、tは、1又は2である]、24)−(C0−C4)−アルキレン−SOw−N(R11)−R13[ここで、wは、1又は2である]、25)−(C0−C4)−アルキレン−SOu−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R10[ここで、uは、1又は2である]、26)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、27)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、上記に定義されている通りであり、そして、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、28)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、29)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、30)−(C0−C4)−アルキレン−O−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、31)−(C0−C4)−アルキレン−N(R13)−(C0−C4)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アリールは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13よって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は32)−(C0−C4)−アルキレン−N(R13)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、R4は、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、4)ハロゲン、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は7)−(C0−C4)−アルキレン−R13であり、R10は、水素原子、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル又は−(C1−C3)−フルオロアルキルであり、R11及びR12は、互いに独立して、同一又は相異なって、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、R13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−O−R17、4)−SOt−R10[ここで、tは、1又は2である]、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、6)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキレン及びシクロアルキルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、7)−(C0−C6)−アルキレン−(C6−C14)−アリール[ここで、アルキレン及びアリールは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって一、二若しくは三置換されている]、又は8)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、アルキレン及びヘテロシクリルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって一、二若しくは三置換されている]であるか、又はR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、アザ−ビシクロヘプタン、アザ−ビシクロヘキサン、アザ−スピロヘプタン、アザ−スピロヘキサン、アザ−スピロオクタン、アザ−スピロペンタン、アゼパン、アゼピン、アゼチジン、ジアザ−ビシクロヘプタン、ジアザ−ビシクロヘキサン、ジアザ−スピロヘプタン、ジアザ−スピロヘキサン、ジアザ−スピロペンタン、ジアザ−スピロオクタン、1,2−ジアザパン、1,3−ジアゼパン、1,4−ジアゼパン、1,2−ジアゼピン、1,3−ジアゼピン、1,4−ジアゼピン、ジヒドロアゼピン、ジヒドロ−オキサゼピン、ジヒドロ−ピリダジン、ジオキサゾール、ヘキサヒドロ−ピリダジン、イミダゾリン、イミダゾリジン、イソチアゾリジン、イソチアゾリン、イソオキサゾリン、イソキオサゾリジン、ケトピペラジン、モルホリン、1,4−オキサゼパン、1,2−オキサ−チエパン、オキサゼピン、1,2−オキサジン、1,3−オキサジン、1,4−オキサジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、ピリダジン、ピロリジン、ピロリジノン、ピロリン、テトラヒドロ−アゼピン、1,2,3,4−テトラヒドロピラジン、テトラヒドロピリジン、テトラジン、テトラゾール、チアジアジン、1,2−チアジン、1,3−チアジン、1,4−チアジン、1,3−チアゾール、チアゾリジン、チアゾリン、チエタン、チオモルホリン、トリアゼパン、1,2,4−トリアジナン及び1,3,5−トリアジナンから選択されるヘテロサイクリック環を形成し、そしてここで、該環は、非置換であるか、又はR13によって、環原子の数に応じて1、2、3若しくは4回置換されており、R13は、ハロゲン、−NO2、−CN、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−C(O)−N(R10)−R20、−N(R10)−R20、−(C3−C8)−シクロアルキル、−(C2−C10)−アルケニル−、−(C2−C10)−アルキニル−、−O−CF3、−Si−(CH3)3、−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、−N(R10)−S(O)u−R10[ここで、uは、1又は2である]、−SOr−R10[ここで、rは、1又は2である]、−S(O)v−N(R10)−R20[ここで、vは、1又は2である]、−S−R10、−C(O)−R10、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C8)−アルコキシ、フェニル、フェニルオキシ−、−(C1−C8)−アルコキシ−フェニル、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−R17、−NH−C(O)−NH−R10、−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−C(R15,R16)−O−C(O)−O−R17、−O−R15、−(C1−C3)−フルオロアルキル、又は−NH−C(O)−O−R10であり、R14は、ハロゲン、−OH、=O、−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルコキシ、−NO2、−CN、−NH2、−S−R18、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−OH、−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−NH2、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−(C1−C4)−アルキル、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−(C1−C3)−フルオロアルキル、−(C0−C8)−アルキレン−SO2−N(R18)−R21、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−(C1−C4)−アルキレン−C(O)−N−[(C1−C8)−アルキル]2、−N(R18)−C(O)−NH−(C1−C8)−アルキル、−N(R18)−C(O)−NH−[(C1−C8)−アルキル]2、−(C2−C10)−アルケニル、又は−(C2−C10)−アルキニル[ここで、R18及びR21は、互いに独立して、水素原子、−(C1−C3)−フルオロアルキル又は−(C1−C6)−アルキルである]であり、R15及びR16は、互いに独立して、水素原子、−(C1−C6)−アルキルであるか、又はそれらが結合している炭素原子と一緒になって−(C3−C6)−シクロアルキル[この−(C3−C6)−シクロアルキルは、非置換であるか、又はR10によって、一、二若しくは三置換されている]を形成し、R17は、水素原子、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキル−OH、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルキレン−O−(C1−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル、又は−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、該シクロアルキル環は、非置換であるか、又は−OH、−O−(C1−C4)−アルキル若しくはR10によって、1、2、若しくは3回置換されている]であり、そしてR20は、水素原子、−(C1−C4)−アルキル、−(C1−C4)−アルキル−OH、−(C0−C4)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル又は−(C1−C3)−フルオロアルキルである、すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、請求項1に記載の式Iの化合物、及びその生理学的に許容される塩。
請求項3
式Iにおいて、Eは、アザ−ビシクロヘキサン、アザ−ビシクロオクタン、アゼチジン、アジリジン、デカヒドロ−キノリン、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,4−ジアゼパン、2,3−ジヒドロ−1H−インドール、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾール、イミダゾリジン、モルホリン、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラゾリジン、ピロリジン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デカン又はトリアザ−スピロオクタンから選択される3〜10員のヘテロサイクリック残基[ここで、該ヘテロサイクリック残基は、その窒素原子によってカルボニル炭素原子と結合し、そしてここで該ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Dは、1)アクリジニル、アザベンゾイミダゾリル、アザ−ビシクロヘプタニル、アザ−ビシクロヘキサニル、アザ−ビシクロオクタニル、8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタニル、アザスピロデカニル、アザ−スピロヘプタニル、アザ−スピロヘキサニル、アザ−スピロオクタニル、アザ−スピロペンタニル、アゼピニル、アゼチジニル、アジリジニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾテトラゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチオフラニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾトリアゾリル、ベンゾオキサゾリル、カルバゾリル、4aH−カルバゾリル、カルボリニル、クロマニル、クロメニル、シンノリニル、デカヒドロ−キノリニル、ジアザ−ビシクロヘキサニル、ジアザ−ビシクロヘプタニル、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、1,2−ジアザパニル、ジアザ−スピロヘキサニル、ジアザ−スピロオクタニル、ジアザ−スピロペンタニル、ジアザ−スピロヘプタニル、1,3−ジアゼパニル、1,4−ジアゼパニル、1,2−ジアゼピニル、1,3−ジアゼピニル、1,4−ジアゼピニル、ジヒドロアゼピニル、ジヒドロフロ[2,3−b]−テトラヒドロフラニル、2,3−ジヒドロ−1H−インドリル、3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリニル、6,7−ジヒドロ−4H−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、ジヒドロ−ピリダジニル、ジヒドロ−オキサゼピニル、4,5−ジヒドロオキサゾリニル、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾリル、6,7−ジヒドロ−4H−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,7−ジヒドロ−5H−チエノ[2,3−c]ピリジニル、ジオキサゾリル、ジオキサジニル、1,3−ジオキソラニル、1,3−ジオキソレニル、3,3−ジオキソ[1,3,4]オキサチアジニル、6H−1,5,2−ジチアジニル、フラニル、フラザニル、ヘキサヒドロ−ピリダジン、ヘキサヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリン、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリル、1H−インダゾリル、インドリニル、インドリジニル、インドリル、3H−インドリル、イソベンゾフラニル、イソクロマニル、イソインダゾリル、イソインドリニル、イソインドリル、イソキノリニル(ベンゾイミダゾリル)、イソチアゾリル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリニル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリニル、イソオキサゾリジニル、2−イソオキサゾリニル、ケトピペラジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロリル、オクタヒドロイソキノリニル、オキサジアゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2−オキサ−チエパニル、1,2−オキサチオラニル、1,4−オキサゼパニル、オキサゼピニル、1,2−オキサジニル、1,3−オキサジニル、1,4−オキサジニル、オキサゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリル、オキセタニル、オキソカニル、フェナントリジニル、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、フタラジニル、ピペラジニル、ピペリジニル、プテリジニル、プリニル、ピラニル、ピラジニル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリドオキサゾリル、ピリドイミダゾリル、ピリドチアゾリル、ピリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピロリジノニル、ピロリニル、1H−ピロロピリジニル、2H−ピロリル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、4H−キノリジニル、キノキサリニル、キヌクリジニル、テトラヒドロフラニル、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジニル、テトラヒドロピラニル、1,2,3,4−テトラヒドロピラジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジニル、テトラヒドロ−ピリダジニル、テトラヒドロ−ピリジニル、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾリル、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジニル、1,4,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジニル、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラジニル、テトラゾリル、6H−1,2,5−チアジアジニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、チアントレニル、1,2−チアジニル、1,3−チアジニル、1,4−チアジニル、1,3−チアゾリル、チアゾリル、チアゾリジニル、チアゾリニル、チエニル、チエタニル、チエノチアゾリル、チエノオキサゾリル、チエノイミダゾリル、チエタニル、チオモルホリニル、チオフェノリル、チオフェニル、チオピラニル、トリアザ−スピロオクタニル、1,2,3−トリアジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、1,3,4−トリアゾリル、及びキサンテニルから選択される3〜15員のヘテロサイクリック残基[ここで、該ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR4によって1、2、3、4、5又は6回置換されている]、2)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR4によって1、2又は3回置換されている]、3)−(C3−C6)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2又は3回置換されている]、又は4)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR4によって1、2又は3回置換されている]であり、Qは、1)共有結合、2)−(C0−C4)−アルキレン−O−、3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、4)−(C0−C4)−アルキレン−NH−C(O)−(C0−C2)−アルキレン−、5)−(C0−C4)−アルキレン−NH−C(O)−O−(C0−C2)−アルキレン−、6)−(C0−C4)−アルキレン−NH−SO2−(C0−C2)−アルキレン−、又は7)−(C3−C15)−ヘテロシクリル−[ここで、該ヘテロシクリルは、アゼチジニル、フラニル、イミダゾリル、インドリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラゾリル又はチエニルから選択され、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり;Jは、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、又は4)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル[ここで、フェニルは非置換であるか、R13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Z−A−Bは、カルボニル炭素原子と一緒になって、−O−CH2−C(O)−、−O−CH(CH3)−C(O)−又は−O−C(CH3)2−C(O)−[ここで、該残基は、酸素原子を介してピラゾール残基と結合し、そしてカルボニル炭素原子によってEの窒素原子と結合する]から選択される残基を形成し、Vは、アゼチジニル、フラニル、イミダゾリル、インドリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラゾリル又はチエニルから選択されるヘテロシクリルであり、そして、このヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって、互いに独立して一若しくは二置換されており、Gは、1)共有結合、2)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−、3)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、又は4)−(C0−C2)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−であり、Mは、1)水素原子、2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、R14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C3−C6)−シクロアルキル[ここで、該シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は4)−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、R1は、水素原子であり、R2は、水素原子であり、R3は、1)水素原子、2)ハロゲン、3)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、4)=O、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、6)−(C0−C4)−アルキレン−O−R19[ここで、R19は、a)水素原子、b)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、c)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、d)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、e)−CF3、又はf)−CHF2である]、7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、10)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、12)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、13)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は14)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、R4は、水素原子又はハロゲンであり、R10は、水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、R11及びR12は、互いに独立して、同一又は相異なって、1)水素原子、2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって、互いに独立して、一若しくは二置換されている]、3)−(C1−C3)−フルオロアルキル、4)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[そしてここで、アルキレン及びシクロアルキルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であるか、又はR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン、ピペリジン、又はピロリジンから選択されるヘテロサイクリック環[ここで、該環は、非置換であるか、又はR13によって、環原子の数に応じて1、2、3若しくは4回置換されている]を形成し、R13は、ハロゲン、−OH、−(C3−C6)−シクロアルキル、−S−R10、−C(O)−R10、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルコキシ又は−(C1−C3)−フルオロアルキルであり、そしてR14は、ハロゲン、−(C1−C6)−アルキル又は−(C1−C4)−アルコキシである、すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、請求項1又は2に記載の式Iの化合物、及びその生理学的に許容される塩。
請求項4
式Iにおいて、Eは、アゼチジン、ピペラジン、ピペリジン又はピロリジンから選択される3〜10員のヘテロサイクリック残基[ここで、該ヘテロサイクリック残基は、その窒素原子によってカルボニル炭素原子と結合し、そしてここで該ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって、互いに独立して、一若しくは二置換されている]であり、Dは、フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR4によって、1回若しくは2回置換されている]であり、Qは、1)共有結合、2)−(C0−C4)−アルキレン−O−、3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、4)−(C0−C4)−アルキレン−NH−C(O)−(C0−C2)−アルキレン−、5)−(C0−C4)−アルキレン−NH−C(O)−O−(C0−C2)−アルキレン−、6)−(C0−C4)−アルキレン−NH−SO2−(C0−C2)−アルキレン−又は7)−(C3−C15)−ヘテロシクリル−[ここで、該ヘテロシクリルは、アゼチジニル、フラニル、イミダゾリル、インドリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラゾリル又はチエニルから選択され、そして非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり;Jは、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、又は4)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Z−A−Bは、カルボニル炭素原子と一緒になって、−O−CH2−C(O)−、−O−CH(CH3)−C(O)−又は−O−C(CH3)2−C(O)−[ここで、該残基は、酸素原子を介してピラゾール残基と結合し、そしてカルボニル炭素原子によってEの窒素原子と結合する]から選択される残基を形成し、Vは、アゼチジニル、ピペラジニル、ピペリジニル又はピロリジニルから選択されるヘテロシクリルであり、そしてこのヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR14によって、互いに独立して、一若しくは二置換されており、Gは、1)共有結合、2)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−、3)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、又は4)−(C0−C2)−アルキレン−N(R10)−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−であり、Mは、1)水素原子、2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C3−C6)−シクロアルキル[ここで、該シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は4)−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、R1及びR2は、それぞれ、水素原子であり、R3は、1)水素原子、2)ハロゲン、3)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、4)=O、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、6)−(C0−C4)−アルキレン−OH、7)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11、8)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−R11、9)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、10)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、11)−(C0−C4)−アルキレン−N(R11)−R13、12)−(C0−C4)−アルキレン−SOs−R11[ここで、sは、1又は2である]、13)−(C0−C4)−アルキレン−フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって、互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は14)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、上記に定義されている通りであり、そして非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、R4は、水素原子又はハロゲンであり、R10は、水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、R11及びR12は、互いに独立して、同一又は相異なって、1)水素原子、2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって、互いに独立して、一若しくは二置換されている]、3)−(C1−C3)−フルオロアルキル、4)−(C0−C6)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、アルキレン及びシクロアルキルは、互いに独立して、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であるか、又はR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン、ピペリジン又はピロリジンから選択されるヘテロサイクリック環を形成し、そしてここで、該環は、非置換であるか、又はR13によって、環原子の数に応じて、1、2、3若しくは4回置換されており、R13は、ハロゲン、−OH、−(C3−C6)−シクロアルキル、−S−R10、−C(O)−R10、−(C1−C6)−アルキル、−(C1−C6)−アルコキシ又は−(C1−C3)−フルオロアルキルであり、そしてR14は、−(C1−C4)−アルキル又は−(C1−C4)−アルコキシである、すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の式Iの化合物、及びその生理学的に許容される塩。
請求項5
式Iにおいて、Eは、アザ−ビシクロヘキサン、アザ−ビシクロオクタン、アゼチジン、アジリジン、デカヒドロ−キノリン、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,4−ジアゼパン、2,3−ジヒドロ−1H−インドール、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾール、イミダゾリジン、モルホリン、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラゾリジン、ピロリジン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デカン又はトリアザ−スピロオクタンから選択されるヘテロサイクリック残基[ここで、該ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Dは、フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR4によって1若しくは2回置換されている]であり、Qは、1)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、2)−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−、3)−(C1−C3)−アルキレン−O−又は4)−(C1−C3)−アルキレン−SO2−であり、Jは、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル、3)−(C0−C2)−アルキレン−フェニル、4)−(C0−C2)−アルキレン−インダニル、5)−(C0−C2)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル、又は6)−(C0−C4)−アルキレン−モルホリニルであり、Z−A−Bは、カルボニル炭素原子と一緒になって、−O−CH2−C(O)−、−O−CH(CH3)−C(O)−又は−O−C(CH3)2−C(O)−[ここで、該残基は、酸素原子を介してピラゾール残基と結合し、そしてカルボニル炭素原子によってEの窒素原子と結合する]から選択される残基を形成し、Vは、ピペラジニルであり、GおよびMは、一緒になって−C(O)−O−(C2−C4)−アルキルを形成し、又はGは、直接結合であり、そしてMは、フェニル残基であり、R1は、水素原子であり、R2は、互いに独立して、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、4)ハロゲン、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、又は6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]から選択されるか、又は二つの−OR10残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員の環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3又は4回置換されている]を形成していてもよく、二つの−(C1−C6)−アルキル残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員のシクロアルキル環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成していてもよく、R3は、1)水素原子、2)Cl、F又はBr、3)−(C1−C4)−アルキル、4)=O、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、6)−(C0−C2)−アルキレン−OH、7)−(C0−C2)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、8)−CN、9)−C(O)−(C1−C4)−アルキル、10)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−O−R11、11)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、12)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、13)−N(R11)−R12、14)−N(R11)−R13、15)−NH−C(O)−R10、16)−SO2−(C1−C4)−アルキル、17)−SO2−(C1−C2)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、18)−(C3−C6)−シクロアルキル、19)フェニル又は20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、−(C3−C15)−ヘテロシクリルは、アゼチジニル、ベンゾイミダゾリル、フラニル、モルホリニル、ピペリジニル、ピリジル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、1H−テトラゾリル又はチアゾリルから選択される]であり、R4は、互いに独立して、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、4)ハロゲン、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は7)−(C0−C4)−アルキレン−R13から選択され、R10は、水素原子又は−(C1−C4)−アルキルであり、R11及びR12は、互いに独立して、同一又は相異なって、1)水素原子、2)−(C1−C4)−アルキル、3)−(C1−C3)−フルオロアルキル又は4)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキルであるか、又はR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン、ピペリジン、ピロリジン又はモルホリンから選択される4〜8員の単環式ヘテロサイクリック環を形成し、R13は、F、Cl、Br、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−(C3−C6)−シクロアルキル、−C(O)−R10、フェニル、−(C0−C4)−アルキレン−O−R10又は−(C1−C4)−アルキルである、すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の式Iの化合物、及びその生理学的に許容される塩。
請求項6
式Iにおいて、Eは、アザ−ビシクロヘキサン、アザ−ビシクロオクタン、アゼチジン、アジリジン、デカヒドロ−キノリン、2,5−ジアザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,4−ジアゼパン、2,3−ジヒドロ−1H−インドール、4,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[3,4−d]チアゾール、イミダゾリジン、モルホリン、オクタヒドロ−シクロペンタ[c]ピロール、オキサゾリジン、ピペラジン、ピペリジン、ピラゾリジン、ピロリジン、1,2,3,4−テトラヒドロ−イソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−イソオキサゾロ[4,5−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン、4,5,6,6a−テトラヒドロ−3aH−ピロロ[3,4−d]イソオキサゾール、1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[2,3−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チエノ[3,2−c]ピリジン、4,5,6,7−テトラヒドロ−チアゾロ[5,4−c]ピリジン、1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デカン又はトリアザ−スピロオクタンから選択されるヘテロサイクリック残基[ここで、該ヘテロサイクリック残基は、非置換であるか、又はR3によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]であり、Dは、フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR4によって1若しくは2回置換されている]であり、Qは、1)共有結合、2)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−C(O)−、3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−、4)−(C1−C3)−アルキレン−C(O)−O−、5)−(C1−C4)−アルキレン−O−又は6)−(C1−C3)−アルキレン−SO2−であり、Jは、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−R11−、4)−(C0−C4)−アルキレン−N(R10)−SO2−R10、5)−(C0−C2)−アルキレン−フェニル、6)−(C0−C2)−アルキレン−インダニル、7)−(C0−C2)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキル[ここで、シクロアルキルは、非置換であるか、又はR13によって、互いに独立して、一若しくは二置換されている]、又は8)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、ヘテロシクリルは、テトラヒドロフラン、モルホリン又はオキセタンから選択される残基であり、そして非置換であるか、又はR13によって一置換されている]であり、Z−A−Bは、カルボニル炭素原子と一緒になって、−O−CH2−C(O)−、−O−CH(CH3)−C(O)−又は−O−C(CH3)2−C(O)−[ここで、該残基は、酸素原子を介してピラゾール残基と結合し、そしてカルボニル炭素原子によってEの窒素原子と結合する]から選択される残基を形成し、Vは、ピペラジニルであり、Gは、1)共有結合、2)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−(C0−C4)−アルキレン−、3)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−O−(C0−C4)−アルキレン−、4)−(C0−C4)−アルキレン−C(O)−N(R10)−(C0−C4)−アルキレン−、又は5)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C8)−シクロアルキル−(C0−C4)−アルキレン−であり、Mは、1)水素原子、2)−(C1−C4)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR14によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C3−C8)−シクロアルキル[ここで、該シクロアルキルは、非置換であるか、又はR14によって一置換されている]、4)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR14によって一置換されている]、又は5)ピロリジンでありR1は、水素原子であり、R2は、互いに独立して、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、4)ハロゲン、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、又は6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]から選択されるか、又は二つの−OR10残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員の環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3又は4回置換されている]を形成していてもよく、二つの−(C1−C6)−アルキル残基が隣接する原子と結合する場合は、それらは、それらが結合している原子と一緒になって5又は6員のシクロアルキル環[この環は、非置換であるか、又はR13によって1、2、3若しくは4回置換されている]を形成していてもよく、R3は、1)水素原子、2)Cl、F又はBr、3)−(C1−C4)−アルキル、4)=O、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、6)−(C0−C2)−アルキレン−OH、7)−(C0−C2)−アルキレン−O−(C1−C4)−アルキル、8)−CN、9)−C(O)−(C1−C4)−アルキル、10)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−O−R11、11)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R12、12)−(C0−C2)−アルキレン−C(O)−N(R11)−R13、13)−N(R11)−R12、14)−N(R11)−R13、15)−NH−C(O)−R10、16)−SO2−(C1−C4)−アルキル、17)−SO2−(C1−C2)−アルキレン−C(O)−O−(C1−C4)−アルキル、18)−(C3−C6)−シクロアルキル、19)フェニル又は20)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C15)−ヘテロシクリル[ここで、−(C3−C15)−ヘテロシクリルは、アゼチジニル、ベンゾイミダゾリル、フラニル、モルホリニル、[1,2,4]−オキサジアゾリル、ピペリジニル、ピリジル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、1H−テトラゾリル又はチアゾリルから選択され、そしてここで、−(C3−C15)−ヘテロシクリルは、非置換であるか、又はR13によって一置換されている]であり、R4は、1)水素原子、2)−(C1−C6)−アルキル[ここで、アルキルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、3)−(C0−C4)−アルキレン−O−R10、4)ハロゲン、5)−(C1−C3)−フルオロアルキル、6)フェニル[ここで、フェニルは、非置換であるか、又はR13によって互いに独立して、一、二若しくは三置換されている]、又は7)−(C0−C4)−アルキレン−R13であり、R10は、水素原子、−(C1−C3)−フルオロアルキル又は−(C1−C4)−アルキルであり、R11及びR12は、互いに独立して同一又は相異なって、1)水素原子、2)−(C1−C4)−アルキル、3)−(C1−C3)−フルオロアルキル又は4)−(C0−C4)−アルキレン−(C3−C6)−シクロアルキルであるか、又はR11及びR12は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、アゼチジン、ピペリジン、ピロリジン又はモルホリンから選択される4〜8員の単環式ヘテロサイクリック環を形成し、そしてR13は、F、Cl、Br、=O、−OH、−CF3、−C(O)−O−R10、−(C3−C6)−シクロアルキル、−C(O)−R10、フェニル、−(C0−C4)−アルキレン−O−R10又は−(C1−C4)−アルキルであり、そしてR14は、F、Cl、Br、又は−(C1−C4)−アルコキシである、すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物を包含する、請求項1に記載の式Iの化合物、及びその生理学的に許容される塩。
請求項7
式Iの化合物が、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−オキソ−2−[(S)−2−(2,2,2−トリフルオロエチル−カルバモイル)ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−メチルスルファニル−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−ジメチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−シクロブチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−メチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−エチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−プロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−イソプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−ブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−tert−ブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−シクロペンチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−2−[(5−{2−[(S)−2−(アゼチジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−4−カルボキシ−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2−ジフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−オキソ−2−[(S)−2−(ピロリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−オキソ−2−[(S)−2−(ピペリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロブチルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2−ジフルオロ−シクロプロピルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロブチル−メチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S,4R)−2−エトキシカルボニル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2R,4R)−2−カルボキシ−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−2−({5−[2−(4−アセチル−ピペラジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−カルボキシ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−2−({5−[2−(3−アセチルアミノ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−カルボキシ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−オキソ−2−(3−オキソ−ピペラジン−1−イル)−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−(2−オキソ−2−ピロリジン−1−イル−エトキシ)−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S,4R)−2−カルボキシ−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(3−メタンスルホニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S,4S)−4−ヒドロキシ−2−メトキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{2−[4−(2−ヒドロキシ−エチル)−ピペラジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(4−ヒドロキシ−ピペリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−オキソ−2−((S)−2−トリフルオロメチル−ピロリジン−1−イル)−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−2−({5−[2−((S)−2−カルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−4−カルボキシ−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(3−シクロプロピルカルバモイル−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−(3−シクロブチルカルバモイル−アゼチジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1,1−ジメチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−メトキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−1,1−ジメチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((3S,4S)−3,4−ジヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−1,1−ジメチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((R)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1,1−ジメチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−メトキシカルボニル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((3S,4S)−3,4−ジヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−アゼチジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−カルボキシ−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{1−メチル−2−オキソ−2−[(S)−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−ジメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−3−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(シクロプロピルメチル−カルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−3−カルボキシ−2−({5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−プロピオニル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−3−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2−ジフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−3−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−3−カルボキシ−2−[(5−{2−[(S)−2−(2−フルオロ−エチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル]−2−オキソ−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−プロピオニル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−3−カルボキシ−2−({5−[2−オキソ−2−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(R)−2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(R)−2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(R)−2−((S)−2−シクロプロピルメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{(R)−1−メチル−2−オキソ−2−[(S)−2−(ピロリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(R)−2−((S)−2−(2,2,2−トリフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(S)−2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(S)−2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(S)−2−((S)−2−シクロプロピルメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−{(S)−4−カルボキシ−2−[(5−{(S)−1−メチル−2−オキソ−2−[(S)−2−(ピロリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル]−エトキシ}−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル)−アミノ]−ブチリル}−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−[(S)−4−カルボキシ−2−({5−[(S)−2−((S)−2−(2,2,2−トリフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−1−メチル−2−オキソ−エトキシ]−1−フェニル−1H−ピラゾール−3−カルボニル}−アミノ)−ブチリル]−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2−フルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロブチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルメチルカルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2,2,2−トリフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−((S)−4−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−(2,2−ジフルオロエチルカルバモイル)−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−ブチリル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−((S)−3−カルボキシ−2−{[5−[2−((S)−2−シクロプロピルメチル−カルバモイル−ピロリジン−1−イル)−2−オキソ−エトキシ]−1−(3−フルオロ−フェニル)−1H−ピラゾール−3−カルボニル]−アミノ}−プロピオニル)−ピペラジン−1−カルボン酸エチルエステル、4−((S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請求項8
式IIの化合物を、HR102と反応させ、式Iの化合物を生ぜしめること、[上記において、残基X及びDは、式Iの定義と同様であり、R101は、−OHであり、HR102は、式V:のアミンであり、そしてR100は、式VI:(これらの式中、残基R1、Q、J、V、G、M、Z、A及びBは式Iの定義と同様である)の残基である]を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の式Iの化合物の製造方法。
請求項9
請求項1〜7のいずれか1項に記載の、そのすべての立体異性体形態およびその任意の比率の混合物の少なくとも一つの式Iの化合物及び/又はその生理学的に許容される塩と、薬学的に許容される担体を含んでなる、医薬製剤。
請求項10
請求項1〜7のいずれか1項に記載の式Iの化合物、薬学的に許容される担体、及び、抗不整脈剤(例えば、プロパフェノン;カルバジオール;プロプラノロール:ソタロール、ドフェチリド、アミオダロン、アジミリド、イブチリド;ジチアゼム又はベラパミル);K+チャネル開口剤(例えば、lAch阻害剤又はIκur阻害剤)、降圧剤(例えば、アルファアドレナリンブロッカー又はベータアドレナリンブロッカー);カルシウムチャネルブロッカー(例えば、ジルチアゼム、ベラパミル、ニフェジピン、アムロジピン又はミベフラジル);利尿薬(例えば、クロロチアジド、ヒドロクロロチアジド、フルメチアジド、ヒドロフルメチアジド、ベンドロフルメチアジド、メチルクロロチアジド、トリクロロメチアジド、ポリチアジド、ベンズチアジド、エタクリン酸トリクリナフェン、クロルタリドン、フロセミド、ムゾリミン、ブメタニド、トリアムテレン、アミロリド又はスピロノラクトン);レニン阻害剤;アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤(例えば、カプトプリル、ゾフェノプリル、フォシノプリル、エナラプリル、セラノプリル、シラゾプリル、デラプリル、ペントプリル、キナプリル、ラミプリル又はリシノプリル);アンジオテンシンAT−I受容体アンタゴニスト(例えば、ロサルタン、イルベサルタン又はバルサルタン);ET−A受容体アンタゴニスト(例えば、シタクスセンタン又はアトルセンタン);デュアルET−A/AT−Iアンタゴニスト;中性エンドペプチダーゼ阻害剤(NEP);バソペプシダーゼ阻害剤;デュアルNEP−ACE阻害剤(例えば、オマパトリラート、ゲモパトリラート、又はニトレート類);β−ブロッカー(例えば、プロパノロール、ナドロール、又はカルベジロール);非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)[例えば、アセトアミノフェン、アスピリン、コデイン、ジクロフェナック、ドロキシカム、フェンタニル、イブプロフェン、インドメタシン、ケトロラック(ketorolac−)、メフェナメート、モルヒネ、ナプロキセン、フェナセチン、ピロキシカム、スフェンタニル、スルフィンピラゾン、又はスリンダク、及びその薬学的に許容される塩];糖タンパク質Ilb/IIIaブロッカー(例えば、アブシキシマブ、エプチフィバチド、チロフィバン、又はインテグレリン);トロンボキサン−A2−受容体アンタゴニスト(例えば、イフェトロバン)、トロンボキサン−A2−合成酵素阻害剤;ホスフォジエステラーゼ−III(PDE−III)阻害剤(例えば、ジピリダモール又はシロスタゾール);PDEV阻害剤(例えば、シルデナフィル)、プロテアーゼ−活性化受容体1(PAR−I)アンタゴニスト(例えば、SCH−530348、SCH−203099、SCH−529153、又はSCH−205831、及びそのその薬学的に許容される塩);抗凝固剤(例えば、ワーファリン、未分画ヘパリン又はエノキサパリン若しくはダルテパリンのような低分子量ヘパリン、又は合成ペンタサッカリド)、直接作用トロンビン阻害剤(例えば、ヒルジン又はアルガトロバン)、VIla因子阻害剤、IXa因子阻害剤(例えば、アリクストラ(ArixtraTM)、アピキサバン、リバロキサバン、LY−517717、DU−176b、DX−9065a、又はオタミキサバン);XIa因子阻害剤、活性化プロカルボキシペプチダーゼU阻害剤(TAFIa);プラスミノーゲンアクティベーターインヒビター1(PAI−1)の阻害剤、トロンビン阻害剤(例えば、ボロアルギニン誘導体、ボロペプチド類、ヘパリン類、ヒルジン、アルガトロバン、ダビガトラン又はAZD−0837)、血栓溶解剤[例えば、組織プラスミノーゲンアクティベーター(TPA)、アニストレプラーゼ、ウロキナーゼ、ストレプトキナーゼ、テネクテプラーゼ(TNK)、又はラノテプラーゼ(nPA)]アニソール化プラスミノーゲンストレプトキナーゼアクティベーター複合体、ウロキナーゼ(例えば、二本又は一本鎖ウロキナーゼ)、強心配糖体(例えば、ジギタリス及びウアバイン)、鉱質コルチコイド受容体アンタゴニスト(例えば、スプリオノラクトン又はエプリリノン)コレステロール/脂質低下剤[例えばHMG−CoA還元酵素阻害剤(例えば、プラバスタチン、ロバスタチン、アトルバスタチン、シンバスタチン、NK−104、イタバスタチン、ニスバスタチン(nisvastatin)、ニスバスタチン(nisbastatin)、ZD−4522、ロスバスタチン、アタバスタチン又はビサスタチン)]、スクワレン合成酵素阻害剤;フィブラート類;胆汁酸封鎖剤(例えば、クエストラン);ACAT阻害剤;MTP阻害剤;リポオキシゲナーゼ阻害剤;ニコチン酸;フェノフィブリン酸誘導体(例えば、ゲムフィブロジル、クロフィブラート(clofibrat)、フェノフィブラート又はベンザフィブラート);プロブコール;コレステロール吸収阻害剤;及びコレステロールエステル輸送タンパク質阻害剤(例えば、CP−529414)、適切な抗糖尿病薬[例えば、メトホルミン;グルコシダーゼ阻害剤(例えば、アカルボース);インスリン;メグリチニド類(例えば、レパグリニド);スルホニルウレア類(例えば、グリメピリド、グリブリド又はグリピジド);ビグアニド/グリブリド配合薬(例えば、グルコバンス)、チアゾリジンジオン(thiozolidinedione)(例えば、トログリタゾン、ロシグリタゾン又はピオグリタゾン)、PPAR−アルファアゴニスト、PPAR−ガンマアゴニスト、PPARアルファ/ガンマデュアルアゴニスト、SGLT2阻害剤、脂肪酸結合タンパク質(aP2)阻害剤、グルカゴン様ペプチド−1(GLP−I)、又はジペプチジルペプチダーゼIV(DPP4)阻害剤]、抗うつ剤(例えば、ネファゾドン又はセルトラリン)、抗炎症剤[例えば、プレドニゾン;デキサメタゾン;エンブレル;タンパク質チロシンキナーゼ(PTK)阻害剤;シクロオキシゲナーゼ阻害剤;アスピリン;インドメタシン;イブプロフェン;プリオキシカム;ナプロキセン;セレコキシブ;又はロフェコキシブ、抗骨粗しょう症剤(例えば、アレンドロネート又はラロキシフェン)、エストロゲン又はエストラジオール、抗肥満剤[例えば、オルリスタット、aP2阻害剤、カンナビノイド受容体CBIアンタゴニスト(例えば、リモナバント、AVE−1625、SR−147778、又はCP−945598)];抗不安剤(ジアゼパム、ロラゼパム、ブスピロン、又はヒドロキシジンパモ酸塩);抗増殖薬[シクロスポリンA、パクリタキセル、アドリアマイシン;エポシロン類(epithilones)、シスプラチン、又はカルボプラチン];抗潰瘍及び胃食道逆流症剤(例えば、ファモチジン、ラニチジン、又はオメプラゾール)から成る組み合わせ製剤。
請求項11
異常血栓形成、急性心筋梗塞、不安定狭心症、血栓塞栓症、血栓溶解療法若しくは経皮経管冠動脈形成術、一過性脳虚血発作、脳卒中、間欠性跛行、若しくは冠若しくは末梢動脈バイパス移植に関連する血管閉塞、血管内腔狭窄、冠状動脈若しくは静脈血管形成術後の再狭窄、長期の血管透析患者における血管アクセス開存性の維持、腹部、膝若しくは股関節部の手術後の下肢の静脈に起こる病的血栓形成、腹部、膝若しくは股関節部の手術後の下肢の静脈に起こる病的血栓形成、肺血栓塞栓症の危険性、又は敗血症ショック、特定のウイルス性感染症若しくはがんの間の血管系に起こる、全身性の播種性血管内コアギュラトパシー、を処置する方法;又は冠動脈性心疾患、心筋梗塞、狭心症、血管再狭窄、血管形成術後の再狭窄、成人呼吸窮迫症候群、多臓器不全及び播種性血管内凝固障害の処置若しくは予防、又は手術後に起こりうる深部静脈及び近位静脈血栓の処置若しくは予防;のための、すべての立体異性体形態及びその任意の比率の混合物及び/又はその生理学的に許容される塩を包含する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の式Iの化合物の使用。
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同族专利:
公开号 | 公开日
WO2009080226A2|2009-07-02|
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